J1優勝消滅の浦和は「カラ元気」 MF大久保が言及…ビッグマッチ連敗で「全てが無意味にも感じる」
浦和は神戸戦後初めてのトレーニングを公開
浦和レッズは11月15日に公開トレーニングを実施。12日のJ1リーグ第32節ヴィッセル神戸戦(1-2)で敗れてリーグ優勝の可能性がなくなってから初の練習だったが、MF大久保智明は「カラ元気という感じだった」と、その雰囲気について話した。
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浦和は引き分け以下で優勝の可能性がなくなる状況の中ホームで迎えた神戸戦、0-1のビハインドから後半アディショナルタイムに追いつくも、サイドからのフリーキックにGK西川周作が攻撃参加するもカウンターを受け決勝ゴールを奪われ1-2で敗れた。
週明けのこの日は、神戸戦で左ひざの負傷で交代したMF伊藤敦樹や、手術明けの主将DF酒井宏樹が全体練習から外れただけでなく、過密日程を戦ってきたDFマリウス・ホイブラーテンやFWホセ・カンテは休養。DFアレクサンダー・ショルツも室内でのコンディション調整に努めるなど、ピッチ上に姿を見せない選手も多かった。
9月に負傷があったものの今季のレギュラーとして出場してきた大久保は、この日のチームの雰囲気について「今日のみんなを見ても、カラ元気という感じだった」と話す。神戸戦だけでなく、4日のルヴァンカップ決勝のアビスパ福岡戦(1-2)などビッグマッチが続いたことで「すべてを失う可能性がある試合が続いてきた。神戸に負けてリーグ優勝がなくなり、全てが無意味にも感じるくらい」と、ダメージが大きかったことも明かした。
一方で、来季につながる部分で改編されるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)関連の大会への出場権が懸かりそうな3位をキープするのも重要なこと。大久保は「シーズンの終わり方は大事だと(マチェイ・スコルジャ)監督は何か月も前から言っていた。残り2試合をしっかり勝って3位を取りたい」と話した。
リーグ戦の最終盤、佳境に入った中でインターナショナル・マッチウィークによる中断があるのは例年あまり前向きなこととして捉えられないものだが、今の浦和に限って言えばここで時間を置いてメンタルを立て直しつつ、リーグ戦の残り2試合とACL、12月のクラブ・ワールドカップ(W杯)を迎えるのは助けになるかもしれない。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)