U-17ブラジルは「物足りなさが残る」 衝撃“シュート81本”に英メディアがまさかの指摘「印象的でなかった」

U-17ブラジル代表がニューカレドニアに9-0で勝利【写真:Getty Images】
U-17ブラジル代表がニューカレドニアに9-0で勝利【写真:Getty Images】

U-17W杯で同居するブラジルとイングランド

 インドネシアで開催されているU-17ワールドカップ(W杯)でブラジルは11月14日、グループC・第2戦でニューカレドニアを9-0と粉砕。第1戦目でイラン相手にまさかの逆転負けを喫した汚名を返上する勝利となったなか、この試合で記録したシュート数が注目を浴びている。

 ブラジルはイランとのグループ第1戦で、2点をリードしながら後半の3失点で黒星スタートに。まさかの失態を受け、続くニューカレドニア戦では圧巻のゴールショーを演じた。前半28分、コーナーキックから先制すると前半さらに2点を加点。後半になると勢いは増し、最終的に9ゴールを重ねた。

 一方的なブラジルペースで進めたこの試合では、スタッツも大差が付く結果に。データ会社「Opta Analyst」によると、シュート数はなんと81対5。枠内シュート数は23対1というデータが示されており、いかに波状攻撃を仕掛けていたかが露わになった。

 この衝撃的なスタッツに、英公共放送「BBC」も驚きをもって伝えた。「U-17W杯で大勝利を収め、常勝路線へ回帰して81回もの驚異的なシュートを放ったブラジルだが、依然として達成感の物足りなさが残っている」と報道。「トーナメント弱小のニューカレドニアに対して9-0で勝利し、平均75秒ごとにチャンスを作った」としたが、「1997年にスペインがニュージーランドを破った13-0の記録に近づくことはできなかった」と、大会記録に及ばなかったと“指摘”した。

 さらに「ジャカルタで行われたグループCの初戦でイングランドが同じ相手に対して10得点を記録したほど印象的ではなかった」と厳しく追及。「初戦でイランに3-2で衝撃的な敗戦を喫した後のニューカレドニア線でブラジルが枠を捉えたのは28%(23本)で、枠外シュート33本、ブロックショット25本だった。それでも81本というのは驚異的な数字」と、枠内に飛んだシュートが少なかったと伝えた。

 ブラジルは17日にイングランド代表と対戦する予定だ。

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