遠藤航は「半ヤード遅れている」 プレミア適応度に英識者が懸念「ペースに付いて行けていない」
ブレントフォード戦でフル出場も、スピード感への適応に現地識者が見解
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は現地時間11月12日のプレミアリーグ第12節ブレントフォード戦(3-0)で先発フル出場して勝利に貢献したが、現地では遠藤がまだプレミアリーグのスピード感に適応できていないとの懸念が浮かび上がっている。
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遠藤はプレミアリーグで今季2度目の先発出場となり、4-3-3のアンカーポジションでプレー。プレミアリーグでは加入後初めて90分フル出場を果たした。クリーンシートでの勝利に貢献した遠藤だが、後半9分にはボールのコントロールが乱れ、ボールを失いかけた際にMFクリスティアン・ノアゴールと衝突。この時、ノアゴールのすねのあたりに遠藤の足の裏が入るような格好となった。
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)レビューを経て結果的にはノーファウルとなったが、一歩間違えば退場となっていた可能性もある際どいプレーだっただけに遠藤のチャレンジは物議を醸した。ブレントフォードを率いるトーマス・フランク監督もVARでレッドカードが出てもおかしくなかったと試合後に振り返っていた。
英「BBCラジオ・マージーサイド」のプレゼンターであるポール・ソルト氏は「The Red Kop podcast」に対し、「彼は半ヤード遅れている。彼にとって試合が速すぎる」と語った。「昨日の試合だけを根拠にしているわけではないが、彼は試合のペースに付いて行けていないようだ」と遠藤がプレミアリーグの速い試合展開にまだついていけていないと指摘している。
ソルト氏は遠藤のチャレンジについて「物議を醸したあのチャレンジも原因は彼の悪いボールタッチが原因だった。あれがレッドカードだったとは思わない。フランクの言っていることも理解はできるが、彼は踏みつけていたわけではない。彼はボールを取り返そうとしてた」として退場に値するものではなく、イエローカードが妥当だったとの見解を示している。
そのうえで「少し心配なのは、彼がゲームに対して少しゆっくりすぎる、あるいは試合が彼にとって速すぎるように見えることだ」と語っていた。ブンデスリーガでは“デュエル王”に君臨していた遠藤だが、プレミアリーグへの適応にはまだ時間が必要ということだろうか。