アーセナルの最終ラインは「並外れたパフォーマンス」 “万能型”冨安健洋らDF4人を英メディア称賛「技術に優れる」
リーグ最少失点を記録中
イングランド1部アーセナルは第12節を終えた時点で、首位マンチェスター・シティと1ポイント差の3位につけている。失点数は同勝点で2位のリバプールと並ぶ「10」でリーグ最少。英メディア「フットボール・ロンドン」は日本代表DF冨安健洋を含むアーセナルの堅守を絶賛している。
夏に大型補強を敢行したアーセナルは昨季に引き続き、今季も開幕から好調を維持している。そのなかで際立っているのは守備の安定感だ。
12試合で10失点はリバプールと並んでリーグ最少。また、データサイト「Fbrief」によればxGA(失点期待値)が「9.2」でこちらもリーグ最少だという。同じ数字を比較するとシティは「11.1」、ニューカッスル「13.4」とリバプールが「14.4」となっており、失点につながりそうなピンチを招く場面はライバルチームよりも少ないことがわかる。
この守備の安定について記事ではイングランド代表MFデクラン・ライスの加入と、DF陣のクオリティーの高さが要因として挙げられていた。
「ミケル・アルテタのチームは今季ポゼッションの面でレベルアップしている。その理由の大半は間違いなくデクラン・ライスの加入によるものだろう。ライスによってアーセナルの中央エリアはより強固なものとなり、さらにウィリアム・サリバ、ガブリエウ・マガリャンイス、ベン・ホワイト、冨安健洋がバックラインで並外れたパフォーマンスをしている。この4人のDFは足もとでボールを扱う技術に優れ、常にボールを縦方向に進めようとする」
不動のセンターバックコンビを形成するサリバとガブリエウ、右サイドバックとしてフル稼働するホワイト、そして最終ラインの全てのポジションでプレー可能な万能型の冨安のパフォーマンスが絶賛されていた。攻撃陣に負傷者も相次ぐなか、リーグ最少失点を誇る堅守がチームを支えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)