C大阪戦は2-0で勝利

　横浜F・マリノスは、11月12日のJ1リーグ第32節でセレッソ大阪に2-0で勝利した。DF角田涼太朗が先発に復帰し、DFエドゥアルドとセンターバックを組み、センターバックで起用されていたMF喜田拓也が本来の守備的MFでプレーするなど、横浜FMの戦力は徐々に戻ってきた。

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　しかし、試合終盤にはFWエウベルや角田らの足がつり、緊急状態になった。そんななか、後半39分にピッチへ送り出されたMF水沼宏太は左サイドハーフでプレーし、MF宮市亮は左サイドバックを務めた。

　ドイツ時代に右サイドバックを経験していた宮市だが、左サイドバックはキャリアで初めてとのこと。「とにかく、あそこ（右サイド）からやらせないこと、失点しないことを意識しました。（カピシャーバを）縦にいかせないこととカットインからのシュートに気を付けてプレーしました。景色が全然違うので、ドキドキしましたけど、勝てたことが何より」と、勝利を噛み締めるとともに、「これは完全にスクランブルな出来事で予想外」と、今後の左サイドバックでの出場については可能性がかなり低い見通しを語った。

　宮市がミックスゾーンに現れたのは、1時間遅れでキックオフされた3位の浦和レッズと首位のヴィッセル神戸の試合が終わった後のこと。チームとして神戸との勝ち点差が縮まらなかったことについて意識するかと問われると、「（相手の結果が）気にならないと言ったらウソになりますが、どちらにしろ、フォーカスできるのは僕らのことだけ。勝たないと優勝はないので、次の試合に向けて準備する共通意識でいます」と、重要なのは相手の結果ではなく、自分たちの取り組みであることを強調した。

　残り2試合となるリーグ戦を前に、負傷をしていた選手たちも戻り、自分たちの戦い方も再確認できた横浜FM。逆転での連覇に向けて、引き続き自分たちに矢印を向けながら残りのシーズンを戦っていく。