ハリル監督がFIFAランクの低さに不満爆発 「日本という大国が3部リーグでいいわけがない」
2017年スケジュール発表会見で日本サッカー界の現状に苦言
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、FIFAランク45位という現状を「日本という経済大国で、ランキングでいう3部リーグでいいわけがない」と一刀両断。「3部リーグ」と自虐的に悲憤している。
日本サッカー協会(JFA)は、22日に2017年の年間スケジュール発表記者会見を実施。ハリルホジッチ監督も壇上に立った。2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)では1勝もできずにグループリーグで敗退し、15年アジアカップでは8強敗退。そして、今回のロシアW杯アジア最終予選の初戦でUAE(1-2)に不覚を取るなど、近年の日本代表は順風満帆とはいかない状況が続いている。
「最後の半年はかなり厳しいものがあった。特に海外組をたくさん抱えているが、プレー回数が少なくパフォーマンスが上がらない選手もいた。これをうまくコントロールするために調節と経験、かなりの能力が必要になる。この難しさがあるにもかかわらず、楽観的でもある」
ハリルホジッチ監督はこう語ったが、海外組は苦しい状況を迎えている。ACミランFW本田圭佑とアウクスブルクFW宇佐美貴史、セビージャMF清武弘嗣はベンチ要員で、インテルDF長友佑都はカップ戦要員。ドルトムントMF香川真司は右足首の故障が慢性化しており、本調子を取り戻せていない。だが、ハリルホジッチ監督は自分自身のマネジメント能力に自信満々だった。
その一方で、指揮官は日本代表の立ち位置に不満を爆発させている。
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