ハリルJ、ロシア行きを懸けた勝負の2017年へ W杯出場権獲得なら秋に海外遠征か

JFAが2017年の年間スケジュールを発表

 日本サッカー協会(JFA)は22日、2017年の日本代表年間スケジュールを発表した。

 バヒド・ハリルホジッチ監督が率いるA代表は、来年3月からロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の後半戦に挑む。今年9月のホーム初戦で1-2と敗れ、指揮官が「早くやり返したい気持ちでいっぱい」と語ったUAEと、3月23日に敵地で激突。出場権を獲得できる2位以内を目指す戦いが、ここから9月5日の敵地サウジアラビア戦まで5試合行われる。指揮官は「最終予選というのは国を挙げてのサポートが必要になる。本大会に行ければ、ツーリストとして行くわけではない。全員で仕事をして目的を達成したい」と、W杯出場権獲得への意気込みを語った。

 日本サッカー協会の西野朗技術委員長も、「コンディションが違うなかでのチーム作りへ、最大のサポートをしなくてはいけない」と語り、ハリルホジッチ監督を全力でサポートしていくと語っていたが、来年に設定された全10試合の国際Aマッチカレンダーを見る限り、調整用として組める国際親善試合は限られている。6月13日の敵地イラク戦前には5日以降で1試合の設定が可能で、通常であれば開催地近くで1試合が組まれることになりそうだが、会見で西野技術委員長は「6月は(各選手で)シーズンの違いがあり、ヨーロッパ組もシーズンの終わりが国によっても違う。オフと選手が入ってくるタイミングが違う。国内もシーズン真っ只中。その準備が必要。現在、ゲームを入れるかは監督と調整している」と語った。

 また10月、11月にも2試合ずつ国際Aマッチデーが設定されているが、日本代表がW杯最終予選でグループ3位となった場合はアジアプレーオフ、大陸間プレーオフを戦う日程となるが、晴れて2位以上となり本大会出場権を得た場合は、ここで4試合の国際親善試合、特に海外遠征が組まれる可能性は高い。

 

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