アーセナル左SBが復活? 「衝撃のシザーボレー」の一撃を海外絶賛「最もテクニカルな選手の1人」
ジンチェンコが先発復帰して活躍
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは、現地時間11月11日に行われたプレミアリーグ第12節で下位に沈むバーンリーと対戦。終盤に退場者を出すも、3-1で快勝した。左サイドバック(SB)で公式戦3試合ぶりに先発復帰したウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコがゴラッソを決めて勝利に貢献し、メディアからも絶賛されている。
前節ニューカッスルに敗れて今季初黒星を喫していたアーセナルは19位のバーンリーをホームに迎えた。コンディションが心配されていた冨安も右SBで先発出場したなか、前半終了間際にレアンドロ・トロサールのゴールで先制して試合を優位に進めた。
後半9分に1度は追いつかれるも、3分後にトロサールのコーナーキック(CK)からウィリアム・サリバが合わせて勝ち越しに成功した。そして同29分、再びCKの流れからこぼれ球をジンチェンコが空中ボレーで蹴り込み、試合の行方を決定づけた。終盤に途中出場のファビオ・ビエイラが一発レッドで退場となるも、アーセナルはそのまま3-1で勝利を収めた。
アメリカのスポーツチャンネル「NBCスポーツ」は「ジンチェンコが衝撃のシザーボレーを決めた」とウクライナ代表のゴラッソにスポットを当てた。目の前で弾むボールに対し、ジャンプしながら足をハサミのように動かし、左足でボールの落ち際をうまく叩いた技ありのシュート。「ジンチェンコは最もテクニカルな選手の1人であることを証明。スーパーゴールでサポーターを熱狂させた」とその技術の高さが絶賛された。
また、英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は、ジンチェンコに対して1得点1アシストのトロサールや同点弾のサリバと並ぶチームトップタイの8点をつけた。直近の2試合は冨安に先発の座を譲っていたなかで、改めてその実力を証明したレフティーを「ベストに戻った」と報じていた。