久保建英、アウェー戦で途中出場 CKでダメ押し点演出…ソシエダは3-1勝利で3試合ぶりの白星
アウェーで最下位に沈むアルメリアと対戦
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間11月11日、アウェーでラ・リーガ第13節のアルメリア戦に臨み、3-1で競り勝った。この試合ベンチスタートとなった日本代表MF久保建英は後半頭から出場。試合終盤にコーナーキックからダメ押し点を導き、チームのリーグ戦3試合ぶりの白星に貢献した。
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ソシエダは前節のFCバルセロナ戦を0-1で落とした一方、8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節のベンフィカ戦を3-1でモノにし、20年ぶりとなるCL決勝トーナメントへ進出。敵地でのアルメリア戦ではCLで先発した久保やMFミケル・メリーノといった一部主力を温存して臨んだ。
最下位に沈むアルメリアに対し、ソシエダは序盤からボールを保持しながら打開を図った。前線のFWウマル・サディク、MFミケル・オヤルサバルにボールを預け攻め込んだなか、前半12分にはペナルティーエリア付近からサディクが左足シュートを放つもボールは左ポストを直撃し、先制とはならない。
その後もソシエダペースは変わらず、高い位置から果敢にプレスをかけ、ルーズボールを幾度となく回収。サイドアタックを交えながらアルメリア陣内へ攻め込んだ。しかし、あと一歩まで迫るも決め手を欠き、前半アディショナルタイムにサディクが際どいシュートを放つも、無得点で前半をスコアレスで折り返した。
後半開始からソシエダはサディク、FWアンデル・バレネチェアに代えて久保、メリーノを投入。すると同13分、DFアイエン・ムニョスからの左クロスをMFベニャト・トゥリエンテスが押し込みゴールネットを揺らす。先制かと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)介入の末、ボールが腕に当たったと判定され得点は取り消された。
それでもソシエダは直後の後半18分、右コーナーキックを得ると、MFアルセン・ザハリャンのキックをニアサイドでDFアリツ・エルストンドがフリックすると、ファーサイドでオヤルサバルが合わせて待望の先制点を奪取。このまま勢いに乗りたいところだったが同32分、GKからのパスを久保が受けたところで奪われ、その流れからMFセルヒオ・アリバスに同点ゴールを献上してしまう。
定位置の右サイドハーフに入った久保の奮起にも期待が懸かったが、高い位置で効果的に仕掛ける場面が少なく、大きなチャンスに関与できない。このままドローに終わるかと思われたなかで、ソシエダは後半アディショナルタイムの土壇場でPKを獲得。これをFWカルロス・フェルナンデスが決めると、さらに久保のコーナーキックから最後はMFマルティン・スビメンディが加点し、リーグ戦3試合ぶりの白星となった。