鎌田大地は「冒険の始まりに失望を隠そうとしなかった」 ベンチスタート続きの現状に専門メディア言及
開幕直後はスタメン起用も、9月以降は苦境
イタリア1部ラツィオは現地時間11月12日にASローマとの「ローマ・ダービー」を迎えるが、ラツィオの専門ニュースサイト「lazionews24」では、日本代表MF鎌田大地がスタメンから外れると予想している。
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鎌田は昨季限りでドイツ1部フランクフルトを退団。フリー移籍が可能な今夏には、名門ACミランなど多くの移籍候補が挙がったものの、交渉は難航し、最終的に8月に入ってからラツィオとの契約が発表された。プレシーズンを出遅れる形になったなかで開幕からスタメンが続いたが、9月の代表活動を境にマウリツィオ・サッリ監督の起用法が大きく変化。リーグ戦ではベンチスタートが続いている。
直近のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節フェイエノールト戦ではスタメン出場も途中交代。試合後には日本のメディアから受けたインタビューに向けて「こんなに出場機会を得られないとは思っていなかった」と発言したとされ、その言葉がイタリアメディアでも大々的に取り上げられている。
サッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」でも、「ラツィオでの冒険の始まりに失望を隠そうとしなかった」として、起用法への戸惑いと不満があることが報じられている。
そのなかで迎えるローマ・ダービーでも、鎌田はベンチスタートの予想。中盤ではMFルイス・アルベルト、MFマッテオ・ゲンドゥージ、MFニコロ・ロベッラがスタメン予想のメンバーに名を連ねた。
以前もイタリアの報道で、鎌田の契約形態が1年契約に2年間の自動延長オプションが付帯するものだとして、状況次第で鎌田は契約満了を迎えるシーズンの選手になるということが話題になった。いまだに契約延長などのニュースは飛び込んできていないが、このローマ・ダービーを終えた後に鎌田はワールドカップ(W杯)アジア2次予選のために日本代表へ合流する。冬の移籍市場が近づくなかで、動向が注目される1人になりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)