U-17日本代表がW杯白星発進! 日章学園・高岡伶颯がゴラッソ弾…初戦でポーランドを1-0撃破
U-17ワールドカップ・インドネシア大会が開幕
U-17日本代表は11月11日にインドネシア開催のU-17ワールドカップ(W杯)で大会初戦のポーランド戦に臨み、途中出場のFW高岡伶颯が強烈な一撃を決めて1-0の勝利を収めた。
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若き才能が世界デビューを果たす今大会は、新型コロナウイルスの影響で2021年大会が中止されたため4年ぶりの開催。この世代のアジア王者に輝いた日本は、森山佳郎監督の指揮下で戦う。過去最高成績はMF中田英寿やDF宮本恒靖らを擁した地元開催の1993年と、MF南野拓実やMF中島翔哉を擁した2011年メキシコ大会のベスト8だが、森山監督は「最終日まで戦いたい」として、事実上は4強以上が目標と宣言している。
欧州予選を3位通過のポーランドに対して一進一退の立ち上がりから前半8分、日本はGK後藤亘からのロングボールにFW井上愛簾が抜け出して相手GKと1対1になるも、相手の逆を突いたシュートはゴールポストに当たって外れてしまい決定機を逸した。それでも日本はアジア予選で得点王とMVPを獲得したMF名和田我空を中心に攻撃の回数を増やしていった。
両チームともに前後に間延びした感のある時間帯も長く、日本がピンチを迎える場面もあった。両者ともチャンスでシュート精度を欠いたゲームはこのまま0-0で前半を終えた。森山監督はハーフタイムに、前半でイエローカードを受けたMF永野修都からMF山本丈偉への交代を行った。
後半の入りにギアを上げた日本は、後半10分前後に2回、3回とペナルティーエリア内で際どい場面を作るも決められず。後半16分には名和田のコーナーキックからMF徳田誉が頭で合わせるも枠外に飛んだ。そして、この時間帯から大粒の強い雨が降り始めた。さらに後半20分は井上が相手をかわしきってのGKとの1対1をファインセーブされるなど、チャンスを生かしきれない展開になった。
このプレーのあとに主審と大会主催者が協議をする姿が国際映像に映し出されていたが、豪雨の中で後半24分に試合が中断して約15分後に再開された。このタイミングで日本は徳田と名和田に代え、すでにJ2ロアッソ熊本でデビューしているFW道脇豊と日章学園高2年生のFW高岡伶颯を送り込んだ。
そして後半32分、ゴール前に押し込んだ状態を続けていた日本は道脇のポストプレーから高岡がボールを受けると、ゴール正面から左足を強振。伸び上がっていくようなシュートがゴールネットに突き刺さり、途中出場のコンビにより日本が待望の先制点。日本はこのまま1-0で勝利し、緊張感あふれる大会初戦を飾った。
D組の日本はこのあと、第2戦で南米予選を3位通過のアルゼンチン、第3戦でアフリカ王者セネガルと対戦する。24チームが6組に分かれているグループステージは、各組の2位以内と3位のうち上位4チームが決勝トーナメントに進む。