復活の“悪童”バロテッリが、年内最終戦でニース移籍後初の「一発レッド」

ボルドー戦の終了間際に悪癖、退場処分は今季二度目に

 フランスに渡り復活を遂げつつある“悪童”が、ついに悪癖を出してしまった。ニースの元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが、21日の敵地ボルドー戦で今季2度目の退場処分を受けた。試合はスコアレスドローに終わっている。

 バロテッリは試合前の時点で8試合出場8ゴールと、コンディションを考慮されてほぼ2試合に1試合のペースで起用されながらも結果を出していた。しかし、先発フル出場した18日のディジョン戦(2-1)から中2日でもスタメンとなったこのボルドー戦では、ゴールを奪えない試合展開になった。

 すると迎えた後半アディショナルタイム、中盤でルーズボールを追いかけたバロテッリは、走るコースに入り込んできた相手DFの左腕が自らの顔面にエルボー気味に入ったことで頭に血が上ったのか、後方からその選手を右手で引き倒すような形となり、この行為を後方で見ていたレフェリーからすぐさまレッドカードが提示された。

 バロテッリは抗議する素振りも見せずに、そのままベンチ横からロッカールームへ。スタンドから手を伸ばすファンと握手をして立ち去った。

 これまでバロテッリは、10月2日のロリアン戦で2枚のイエローカードによって退場処分を受けていたが、フランスでの一発退場は初のことになった。イタリア代表復帰も現実味を帯びてきているなか、これが年内ラストゲームだったが、後味の悪い終わり方になってしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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