遠藤航は「間違いなくプレミアの試合に先発出場する」 ELで非難もクロップ監督が信頼強調「重要な存在」
遠藤はELトゥールーズ戦で苦戦
イングランド1部リバプールは11月12日、プレミアリーグ第12節ブレントフォード戦を迎える。試合に向けてユルゲン・クロップ監督が会見に出席。9日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節トゥールーズ戦(2-3)で先発したものの、前半だけで交代した日本代表MF遠藤航について語っている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
トゥールーズ戦では前半36分、後半13分と連続失点を喫する。リバプールは後半29分にオウンゴールで1点差に迫るも、直後の同31分に再び失点。その後同44分にFWディオゴ・ジョタがネットを揺らし2-3とするも、同アディショナルタイムに生まれたDFジャレル・クアンサーの劇的な同点弾はVAR (ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認の結果、直前のプレーがハンドの対象となり“幻のゴール”に。試合は2-3で終了した。
アンカーで先発した遠藤だが、託された守備の仕事で苦戦を強いられることに。前半34分に相手選手を足裏で踏みつけてしまいイエローカードを提示されると、その後も何度か遅れたタックルでファウルを犯すプレーが続き、前半終了間際には相手選手を激しく転倒させ、2枚目の警告の対象となってもおかしくない場面となったが、幸運にも主審は退場の判断を下さなかった。
正念場を迎えている遠藤。だが、ブレントフォード戦では11月5日のプレミアリーグ第11節ルートン・タウン戦でアンカーを務めたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが今季通算5枚目のイエローカードを受けたため、出場停止となる。ブレントフォード戦に向けた記者会見に出席したクロップ監督は、遠藤についてプレミアリーグでのプレーにも期待を寄せているようだ。
リバプール専門メディア「THIS IS ANFIELD」は「ユルゲン・クロップ監督、不遇の遠藤航がプレミアリーグで『間違いなく先発出場する』と語る」と見出しを打って「遠藤航はトゥールーズ戦でのパフォーマンスで批判にさらされたが、ユルゲン・クロップ監督はMFが『間違いなくプレミアリーグの試合に先発出場するだろう』と主張した」と報道。「遠藤が深い位置のMFとして出場することが期待されている」と、続けて先発のチャンスを掴むと伝えた。
会見でクロップ監督は「ワタルは、私たちにとって常に非常に重要な存在だった。これもまたサッカーの別の部分。イレブンを並べると、彼らはいいプレーをしているが、その後、ほかの選手がうまくいっていないと思う。だが、それは真実ではない。ワタルは毎日一歩を踏み出すことが大切。ほかの選手も最初は苦戦していた。だけど、ワタルは苦戦することさえなかったし、我々はかなりいいプレーをして成功した。彼は我々にとって非常に重要な存在だ」と、遠藤の存在価値を強調していた。