「足首を踏まれ五輪代表から脱落」 22歳・期待の韓国MFの離脱に母国注目「担架で運ばれて…」

コ・ヨンジュンが浦和戦で負傷交代に【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】
コ・ヨンジュンが浦和戦で負傷交代に【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】

ACL浦和戦のDF明本のタックルで負傷

 来年4月に行われるU-23アジアカップ2024に向けて動く韓国の五輪代表チーム(22歳以下)は、11月のフランス遠征でティエリ・アンリ監督率いる21歳以下のフランス代表と対戦予定だ。その招集メンバーに含まれていた22歳MFコ・ヨンジュン(浦項スティーラース)の離脱に母国メディアが注目している。

 U-23アジアカップは本来2024年1月に開催予定だったが、時期がずれて同年4月の開催に。24年パリ五輪のアジア最終予選も兼ねたこの試合に向け、各国が準備を進めている。韓国も招集メンバー24人を先日発表したが、浦項MFコ・ヨンジュンは怪我のため辞退することになった。

 コ・ヨンジュンは11月8日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4戦、J1浦和レッズとの一戦の中でDF明本孝浩から受けた足裏タックルで負傷交代。判定は当初警告止まりだったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の助言もあり最終的に明本は一発退場になっている。

 コ・ヨンジュンの離脱は韓国メディア「Newsis」でも「ACL浦和戦で足首を踏まれたコ・ヨンジュンが五輪代表から脱落」と題し報じられた。「浦和とのホームゲームで、後半26分にコ・ヨンジュンが明本のタックルに阻まれた。明本は退場処分を受け、コ・ヨンジュンは担架で運ばれてピッチを後にした」と、負傷当時の状況にも触れている。

 コ・ヨンジュンは2022年の中国・杭州で開催されたアジア競技大会でもプレーし、韓国の金メダル獲得に貢献。「五輪代表チームへの起用も期待されていたが、負傷のためフランスで予定されているトレーニングマッチには参加できなかった」と、同メディアも期待の高い選手の離脱を淡々と伝えていた。

 なお、韓国はほかにもキム・ジョンフン(全北現代モータース)とキム・ジュファン(天安シティFC)もそれぞれ所属するクラブで負傷し、同じく五輪代表メンバーから離脱。コ・ヨンジュン含む3人に代わって、ムン・ヒョンホ(忠南牙山FC)、ミン・ギョンヒョン(仁川ユナイテッド)、オム・ジソン(光州FC)が遠征に参加する。

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