韓国五輪代表にアクシデント「重要な戦力を失った」 3選手がフランス遠征離脱で母国メディア嘆き

韓国の五輪代表チームにアクシデント(写真はA代表)【写真:ロイター】
韓国の五輪代表チームにアクシデント(写真はA代表)【写真:ロイター】

浦和戦で負傷した浦項MFコ・ヨンジュンを含め、3人が離脱

 来年4月に行われる2024年のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップに向けて、準備を進める韓国の五輪代表チーム(22歳以下)は、11月にフランス遠征を実施予定だ。しかし、招集されていた何人かが怪我で脱落する事態が起きているという。

 U-23アジアカップは本来2024年1月に開催予定だったが、時期がずれて同年4月の開催に。24年パリ五輪のアジア最終予選も兼ねたこの試合に向けて、日本含め参加国が着々と準備を進めるなか、韓国にはアクシデントが相次いでいる。

 韓国1部浦項スティーラースMFコ・ヨンジュンが怪我のため辞退。コ・ヨンジュンは11月8日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4戦の浦和レッズとの一戦で、DF明本孝浩の足裏タックルを受けて負傷交代していた。

 さらにGKキム・ジョンフン(全北現代モータース)とDFキム・ジュファン(天安シティFC)もそれぞれ所属するクラブで負傷し、同じく代表メンバーから外れるという。彼らの代わりとして、GKムン・ヒョンホ(忠南牙山FC)、MFミン・ギョンヒョン(仁川ユナイテッド)、FWオム・ジソン(光州FC)が代表入りしている。

 これを受けて韓国メディア「MHNスポーツ」は「浦和戦で負傷のコ・ヨンジュンらフランス遠征離脱」と見出しを取り紹介。「フランスでのアウェーマッチを前に、重要な戦力を負傷で失った」と厳しい現状に触れた。

 韓国は現地時間11月13日に、遠征先でティエリ・アンリ監督率いる21歳以下のフランス代表と対戦予定。来年4月の最終予選に向けた重要な強化試合で、韓国にも苦難が訪れているようだ。

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