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ハーツFW田川亨介、監督が適応状況に言及 「誤算だったのは何度か負傷してしまったこと」
移籍後は公式戦8試合に出場
今夏にスコットランド1部ハーツに加入したFW田川亨介は、負傷もあって新天地での適応に苦しんでいる。チームを率いるスティーブン・ネイスミス監督は現地紙「エディンバラ・イブニング・ニュース」に対して、田川の現状についてコメントしている。
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2022-23シーズンにはポルトガル1部サンタ・クララに期限付き移籍していた田川。今夏にFC東京からFW小田裕太郎も所属するハーツへ完全移籍した。ここまでリーグ戦4試合を含む公式戦8試合に出場しているが、先発起用は1度のみで、得点もリーグカップでの1点にとどまっている。9月中旬からは負傷によって欠場が続いている。
ハーツのネイスミス監督は「エディンバラ・イブニング・ニュース」に対し、「亨介はトレーニングを続けており、今週末には出場できるかもしれない」と近く復帰する可能性を示唆していた。そして、田川がまだスコットランドのサッカーへの適応している段階であることも認めていた。
「スコットランドのフットボールはアグレッシブで、テンポが早い。スピードがあるなかで、誰もが全身全霊でプレーする。それに慣れるには時間がかかる。彼にとって誤算だったのは、何度か負傷してしまったことだ。そのせいでトレーニングやピッチに立つ時間が減ってしまった。トレーニングと試合でピッチに立つことを続ける必要がある。彼がプレーすべき時がくれば、我々は彼を起用するだろう」
ネイスミス監督はさらに「彼と話した。彼はフラストレーションを感じている」と怪我でプレーできない状況に田川自身も苛立ちを感じているとしたうえで、スコットランド特有の激しさを伴うフットボールへの理解と順応を求めていた。
「彼がファウルだと思ってもファウルを取ってもらえないこともある。それは彼が学ばなければならないところだし、我々も教えていかなければならない。我々は『誰かが助けてくれるとか、ファウルを与えるべきだと言ってもらえるとは思わないほうがいい』と彼に言う必要がある。スコットランドではそうならないことが多い。亨介はそれを受け入れ、理解する必要がある。私が言ったように、彼はまだフラストレーションを感じている。クラブの文化やプレーの仕方など、理解してもらうことをたくさんある。だが、彼はコミュニケーションスキルが非常に高い」
欧州2クラブ目に挑戦中の田川はスピードと激しさが求められるスコットランドの舞台で生き残ることができるのか。怪我から復帰後のパフォーマンスに期待が懸かる。
(FOOTBALL ZONE編集部)