「久保は止められない」 右サイドで掌握…ベンフィカ翻弄のドリブルに現地も高評価「バックラインにとって悪夢だった」
CLベンフィカ戦で2ゴールに絡む活躍
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間11月8日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節でベンフィカ(ポルトガル1部)と対戦し3-1で勝利を飾った。この試合でスタメン出場した日本代表MF久保建英は、2ゴールの起点となるなど高いパフォーマンスを見せ、現地から称賛が贈られている。
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3戦無敗で迎えたCL第4戦。ソシエダは10月24日のアウェー戦で勝利しているベンフィカと、今度はホームで激突した。いつも通り前線右サイドで先発した久保は、序盤から相手を翻弄する。すると前半6分、右サイドでボールを受けた久保は細かなタッチで相手選手3人を引き付けMFアンデル・バレネチェアへバックパス。バレネチェアのクロスから混戦になると、最後はMFミケル・メリーノが決めてソシエダが先制した。
前半11分には、相手のバックパスをカットしたメリーノがこの日2ゴール目。同21分には右サイドから中へカットインした久保から中央のメリーノを経由し逆サイドへ。待っていたFWアンデル・バレネチェアが右足のカットインから華麗な一撃を沈めて3-0とした。ソシエダは後半に1失点をしたものの、リードを守り切り3-1で勝利。ベンフィカ相手にホームとアウェーで白星を付けたソシエダは、グループDで負けなしを継続し首位をキープしている。
後半25分までプレーした久保には、現地でも高い評価が与えられた。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「久保は止められない」と題し同選手のパフォーマンスを称える。「相手のバックラインにとっては悪夢だった。サイドで何度もボールを受け、内側へ切り込む動きや、1-0とリードを奪った際のような才能溢れるパスで危険を作り出す。足元でボールを受けても、その独特のスピードは失われていない」とキレのあるプレーについて触れた。
またスペインメディア「エル・デスマルケ」は10点満点中7点の評価。この日の久保について「絶妙なクオリティーとスピードに乗った電光石火の攻撃を見せた。何度かボールを失う場面もあったが、素晴らしいパフォーマンスだった」と試合を通してのプレーに賛辞を贈っている。
アシストやゴールといった数字は残せなかったが、味方を生かし得点を生み出すプレーの数々にには、現地も舌を巻いていたようだ。