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JFA育成プロジェクト立ち上げ発表 バイエルン、ソシエダにJ下部組織タレントら派遣…「世界基準の選手」育成へ
JFAとアディダス社が育成年代の選手強化へ新たなプロジェクト立ち上げ
日本サッカー協会(JFA)のオフィシャルサプライヤーであるアディダスジャパン株式会社は、育成年代の選手を対象とした「育成年代応援プロジェクトJFAアディダスDREAM ROAD」を立ち上げることを発表した。
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このプロジェクトはJFAとアディダスの価値共創の一環として立ち上げられており、心身の成長著しい育成年代の選手に充実した環境と世界基準のトレーニング機会を与え「世界基準の選手」に育てることを目的に実施される。
2023年11月20日から12月13日に日本代表MF久保建英の所属するスペイン1部レアル・ソシエダに4選手、11月26日から12月10日にはドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに6名の選手を派遣する。今回、選ばれたのは15歳、16歳の選手となっており、各クラブの同年代のカテゴリーの練習に参加する。
ソシエダの練習には、DF大島琉空(VIVAIO船橋SC)、FW安西来起(さぬき南中)、FW神代慶人(ロアッソ熊本ユース)、DF小浦拓実(アビスパ福岡U-18)の4選手が参加。バイエルンの練習にはFW前田勘太朗(横浜FCユース)、DF酒井舜哉(大宮アルディージャU-18)、DF森壮一朗(名古屋グランパスU-18)、MF神田泰斗(大宮アルディージャU-15)、MF吉野啓太(クマガヤSC)、DF渡部友翔(ソレッソ熊本)の6選手が参加する。
日本代表の森保一監督は「普段やっていることに自信を持って、すべてをぶつけてください。オンザピッチ、オフザピッチでいろんなことにチャレンジしてほしい。これからの成長につながる経験ができることを願っております」と、メッセージを送った。
また、このプロジェクトに参加する選手たちとオンラインミーティングをしたJFAユース育成ダイレクターの影山雅永氏は、「思い切りチャレンジをしてきてほしい。オンラインミーティングでは選手たちがワクワクしながらもドキドキしていたが、サッカーだけでなく、一般の生活でも日本とは違う環境を受け入れてもらい、そのなかで何をすべきかをチャレンジしてほしい」と、エールを送った。
影山氏によるとソシエダとバイエルンは、日本代表のカタールW杯での活躍や日本人選手の活躍もあり、日本人選手に対する受け入れに前向きであったという。今回、若くして欧州の名門の練習に参加できることになった選手たちが、この経験をどう今後のキャリアに生かしていくか注目だ。
(河合 拓 / Taku Kawai)