CLセビージャ戦に向けた会見に出席

　イングランド1部アーセナルは、現地時間11月8日にUEFAチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ第4節でセビージャ（スペイン）と対戦する。日本代表DF冨安健洋は、前日会見に出席。VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）に対してコメントを求められると、“らしい”回答をして国内外で称賛されている。

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　アーセナルはグループステージ第2節でRCランスに敗れたが、ここまで2勝1敗でグループ首位。11月8日にはセビージャとホームで対戦する。

　今季CLデビューを飾った冨安は会見で「CLでプレーすることが一番の夢だったので嬉しい」と喜びを語るとともに、「明日の試合に集中している。次のステージに勝ちあがるためのチャンスだ。僕らにとって大事な試合。勝ち点3を獲得するためにプレーする」とセビージャ戦にフォーカスしていると主張した。

　そのなかで、質問が「VARの存在が試合の改善に役立っているか」と問われた冨安の回答が注目されている。冨安は「正直よく分からない……。だけど僕は選手だからあまり言わない方がいいと思う。僕の仕事はピッチ上でプレーすることだし、パフォーマンスを発揮すること。それだけなので」と、英語で答えた。

　英メディア「Hayters TV」がこの動画を公開すると、ファンからは「冨安のレスポンスは素晴らしい。プレスは質問で選手にプレッシャーをかけようとしているよ」「なんて賢い男なんだトミ」「スマートな奴だ」「彼が正しいよ」と、称賛する反応が続出した。さらに「VARの質問が飛んでくるのが分かっていたからあえて冨安を選んだ可能性」との指摘もあった。

　アーセナルは現地時間11月4日、プレミアリーグ第11節でニューカッスル（0-1）戦において、勝敗を分けたVARが物議を醸し、ミケル・アルテタ監督が怒りをあらわにしていた。