遠藤航が「マンC戦に向けクロップに主張する」 リバプールの“緊急事態”に現地注目「明確な解決策」
マック・アリスターの出場停止処分により、遠藤にチャンスが到来
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、加入してから十分な出場時間に恵まれていない状況にあるが、プレミアリーグ第11節ルートン・タウン戦(1-1)で迎えた緊急事態をきっかけに、風向きが変わるかもしれない。現地メディアは「リバプールにワタル・エンドウの瞬間が到来し、マンチェスター・シティ戦に向けクロップに主張する」と見出しを打ち、遠藤に絶好のチャンスが到来すると指摘している。
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リバプールは5日に行われたルートン戦で1-1と引き分け、格下の昇格組を相手に勝ち点2を取り逃がす痛手となった。さらに、アンカーで主力を務めているMFアレクシス・マック・アリスターが5枚目のイエローカードを受けたことで、累積警告で1試合の出場停止処分となり、次節ブレントフォード戦では欠場を余儀なくされる緊急事態を迎えた。
そんななか、リバプール専門メディア「Liverpool.com」は「リバプールにワタル・エンドウの瞬間が到来し、マンチェスター・シティ戦に向けクロップに主張する」と見出しを打ち、「ワタル・エンドウは来週末にリバプールでチャンスを得るかもしれない。クロップ監督はシティ戦で送り出すスカッドをこれから決める予定であり、絶好のタイミングとなる」と取り上げている。
ルートン戦ではリバプールの弱点でもある裏のスペースにボールを放り込まれるサッカーで苦戦を強いられたが、「(ブレントフォードの)トーマス・フランク監督はルートンが見出したクロップ監督の穴を同じように狙うだろう。リバプールは再び足もとをすくわれる危険に直面することになる」としたうえで、マック・アリスターの出場欠場について「皮肉なことに、これはいいニュースとなるかもしれない」と指摘。「この状況のために連れてこられたワタル・エンドウが明確な解決策となる」と太鼓判を押している。
「クロップはマック・アリスターのアンカー起用を非常に好んでいるが、ルートン戦のように、彼が常に解決策になるとは限らない。ブレントフォード戦では、マック・アリスター不在の状況下でエンドウに機会が巡ってくるはずで、エンドウにとって絶好のチャンスとなるだろう。いいパフォーマンスを示せば、アンフィールドでのキャリアを本格的にスタートさせることができる可能性が高まり、もしかすればシティ戦の出場枠にも入るかもしれない」
遠藤は国内カップ戦やUEFAヨーロッパリーグでは出番を与えられており、移籍後初ゴールを含め、好パフォーマンスを発揮し始めている一方、リーグ戦ではクローザーとしての立ち回りが多く、十分な出場時間は確保できてない。しかし、次節ブレントフォード戦では先発に名を連ねる可能性は高く、そこでアピールに成功すれば、今月末に控えるシティとの大一番でもチャンスが巡ってくるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)