本田のホルン経営に伊紙が辛辣な指摘 タイトル獲得まで「3年で十分だと言っていなかったかい?」
オーストリア2部で現在8位のチーム状況や、現地での評価を報じる
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、オーストリア2部リーグのSVホルンの経営に乗り出しているが、クラブの苦しい現状をイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が特集している。
ホルンは日本人の濱吉正則監督が率い、元日本代表GK権田修一など6人の日本人選手が所属している。クラブの運営会社である「ホンダ・エスティーロ」を通じて年間200万から500万ユーロ(約2億4000万円から約6億円)の投資を行っている本田自身が「日本人11人のチームを作るつもりはない」との方針を示しているものの、日本人の多さが現地での反発を招いているとされた。
本田はホルンの経営参画に当たり、「3年以内にタイトルを取り、5年以内にUEFAチャンピオンズリーグに出場する」という目標を設定した。それはガゼッタ紙にも特集されたが、現在10チームによる4回戦総当たりのリーグ戦では20試合を終えて勝ち点19の8位。2部昇格1シーズン目とはいえ、目標としていた1部昇格は極めて難しい状況にある。
同紙は記事の締めくくりを「3年で十分だと言っていなかったかい? ケイスケ」として、皮肉な言葉で終えている。自身のプレー面ではミランで出場機会を得られずに厳しい視線を浴びているが、クラブ経営に対してもイタリアでの評価は厳しいものになっている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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