「明確な方向性を見せている」 30周年のJリーグ、今後のさらなる飛躍に韓国注目「AFC地域で最高の舞台」
1993年に発足して30周年
2023年に30周年を迎えたJリーグは、今後さらなる発展が期待される。そのなかで韓国サッカー専門誌「ベストイレブン」は、Jリーグを「AFC地域で最高と認められる舞台」と評価しつつ、今後のビジョンについて伝えている。
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1993年にスタートしたJリーグは、世界でも一目置かれるリーグになりつつあり、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタや元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏らトッププレーヤーもプレーした。Jリーグから欧州5大リーグに羽ばたき、活躍している選手が多いことも、FIFAランキング18位と上位につける日本代表の快進撃につながっていると言っていい。
韓国サッカー専門誌「ベストイレブン」は、Kリーグ発足(1983年)から10年後に始動した「Jリーグ30周年の歴史」にフォーカス。「Jリーグは現在、AFC地域で最高と認められる舞台になった。リーグのグローバル化を進めることが目標だ。(2025年大会から)参加32チームに拡大して行われるFIFAクラブワールドカップに多くの日本チームを出場させようとしている。そして、出場するチームは少なくともベスト8進出を狙っている。この意識はJリーグの全クラブが共有しており、政策面でも理念をともにしている」と取り上げている。
「最近議論されている秋春制への移行も、サッカービジネスの本場である欧州と基準を合わせて競争するために議論されている。実行までには現実的な問題もあるが、サッカー的観点から結局は克服しなければならない難題と思って乗り越えようとしているのだ。つまり、Jリーグの今後30年に向けた第一歩はグローバル化の追求だ。Jリーグを全世界が見るリーグにしていくという意志を持っている。もちろんJリーグを楽しむ大多数は日本人だろうが、Jリーグと日本サッカーがさらに発展するためには日本人だけが楽しむ舞台になってはならないという明確な方向性を見せている」
Jリーグの底上げが図られ、海外リーグへ羽ばたく選手がさらに増えれば、日本サッカー界はまだ成長の余地がありそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)