マンU主将への「キャプテン不向き」の批判に…現役J助っ人「プロフェッショナル」と擁護
ブルーノ・フェルナンデスに対するロイ・キーン氏の批判に監督、元選手が反論
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのMFブルーノ・フェルナンデスはマンチェスター・ダービーでの敗戦後にクラブOBのロイ・キーン氏から「キャプテンの資格がない」と痛烈に非難された。しかし、指揮官のエリック・テン・ハフ監督や元チームメイトの元スペイン代表MFフアン・マタがこのポルトガル代表MFのことを擁護している。
ユナイテッドは現地時間11月4日に行われたプレミアリーグ第11節のフルハム戦で後半アディショナルタイムに右足の正確なシュートで劇的な決勝点をマーク。公式戦3試合ぶりの白星をチームにもたらした。
今季からチームのキャプテンを務めるフェルナンデスだが、10月29日に行われた第10節マンチェスター・シティ戦で0-3の完敗を喫したあとに、ユナイテッドの元キャプテンであるキーン氏から「私なら間違いなく彼からキャプテンマークを剥奪する。これが大きな決断であることは分かるが、彼にはキャプテンに適していない。才能のある選手だとは思うが、キャプテンではない」と酷評された。
しかし、フルハム戦でチームを窮地から救う見事な活躍を披露。英紙「ガーディアン」によれば、テン・ハフ監督はキーン氏の批判に反論するようにフェルナンデスを絶賛していた。
「なぜ批判されるのかは理解できない。誰だってミスを犯すし、完璧な人間はいない。だが、彼はプレーで我々にエネルギーを与えてくれる。彼はみなの模範だ。彼のプレッシング、カウンタープレッシング、リカバリーの方法を見るんだ。彼はいつでもボールを求め、チャンスを作ろうとしている」
さらに2022年までユナイテッドでプレーし、現在はJ1ヴィッセル神戸に所属するマタもフェルナンデスを擁護。自身のインスタグラムのストーリーにフェルナンデスの写真を投稿し、「プロフェッショナル、献身的、謙虚、勤勉、才能、決定的、リーダー、礼儀正しい。我々と同じように彼も完璧ではない。いつでも私のチームにいる」とかつてのチームメイトに向けてメッセージを綴った。
チームの成績が振るわないなかで批判の矛先を向けられているフェルナンデスだが、指揮官やかつてともにプレーした盟友はリーダーとしての資質に何の疑問も抱いてはいなかった。