宇佐美を巡るアウクウブルク内紛論を独紙が検証 「スカウト部長と監督の役割は?」と特集

バウム新体制初戦のボルシアMG戦でスカウト部長が謎のベンチ入り

 アウクスブルクはディルク・シュスター前監督を電撃解任し、マヌエル・バウム新監督が就任した。地元メディアは謎の解任の裏には、バウム新体制初戦のボルシアMG戦で移籍後初先発を果たしたFW宇佐美貴史の起用法を巡る首脳陣と現場の確執が存在したという内紛論を検証している。ドイツ地元紙「アウクスブルガー・アルゲマイネ」が「スカウト部長と監督の役割は?」と特集した。

 アウクスブルクで起きた監督解任劇の結果、ボルシアMG戦で1-0と勝利した。だが、そこではスカウト部長のステファン・シュバルツ氏が謎のベンチ入りを果たし、「異常に見えた」と記事では問題視されている。シュバルツ氏はシュスター体制でベンチ入りを許されていなかったというが、バウム監督就任後に表舞台に姿を現している。

 前監督を追い出したのはシュバルツ氏と見る向きは多いという。「シュバルツとシュスターは不仲だった。シュバルツが推薦した新戦力を重用しなかったからだ。その例は宇佐美貴史だ。彼は土曜日に初先発を果たしている」

 シュバルツ氏が主導で獲得した宇佐美について、シュスター監督は一定して厳しい評価を下していた。開幕ヴォルフスブルク戦に途中出場で起用後、故障者が続出する危機的状況になるまで見向きもしなかった。

 

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