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「とても美しい」 元浦和FWワシントンが号泣、古巣の南米王者タイトル獲得後に見せた感情爆発シーンが話題
フルミネンセがクラブ創設121年目で南米王者のタイトルを獲得
コパ・リベルタドーレス2023決勝が現地時間11月4日にブラジル・リオデジャネイロで行われ、フルミネンセ(ブラジル)がボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)を延長戦の末に2-1で下し悲願の初優勝を果たした。フルミネンセにとって偉大な歴史が刻まれたなか、かつてJリーグでも活躍したクラブOBの号泣シーンが話題になっている。
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南米王者を決める一戦は、前半36分に均衡が破れる。ペナルティーエリア(PA)内のフルミネンセFWヘルマン・カノが、右サイドからのグラウンダーのクロスを右足で上手く流し込みネットを揺らした。ただ、2007年以来となる7度目のチャンピオンを目指すボカも後半に反撃。同27分にDFルイス・アドビンクラがゴール中央約20メートルの距離から左足のコントロールショットを沈め試合を振り出しに戻した。
試合は90分で決着がつかず延長へ。そして延長前半9分、途中出場のフルミネンセFWジョン・ケネジ・バチスタ・ジ・ソウザがPA外から右足で放った豪快なボレーシュートがゴール右端に突き刺さり、決勝点になった。
クラブ創設121年目で南米王者に上り詰めたフルミネンセ。この歴史的快挙が達成された瞬間、感動の涙を堪えきれずにいた人物をカメラが収めている。ブラジルメディア「ランス」が11月4日、公式X(旧ツイッター)でその動画を公開した。
「タイトル獲得後、マラカナンで息子とともに非常に感慨深い様子でした」という説明が添えられた動画に収められていたその人物とは、かつて東京ヴェルディや浦和レッズで活躍したFWのワシントン。フルミネンセでは現役時代、日本から帰国した直後の2008年と再移籍した2010年7月から11年1月までプレーしていた。
そんな古巣が南米王者に輝いた瞬間を見届けると、ワシントンは愛息を胸に抱き寄せ抱擁。また目頭をぐっと手で抑え、あふれ出す感情を懸命にコントロールしようとしていた。
この動画が公開されると、早速ファンが反応。コメント欄には「優勝はあなたのためでもある」「サッカー以上のものを感じる」「とても美しい」「あなたもチャンピオンだ」といった反応が寄せられている。
ワシントンはフルミネンセのメンバーだった2008年、コパ・リベルタドーレス決勝でLDUキト(エクアドル)と対戦した際にPK戦で敗れ惜しくもタイトル獲得を逃していた。それから15年、古巣の悲願達成は本人の想像以上に感慨深いものがあったようだ。