アーセナルが2つのポジションで抱える“質不足” 英代表OBが選手層の薄さ指摘「リーグで勝てない」

アーセナルの選手層に英代表OBが言及【写真:ロイター】
アーセナルの選手層に英代表OBが言及【写真:ロイター】

ニューカッスル戦で今季リーグ初黒星を喫した

 イングランド1部アーセナルは現地時間11月4日に行われたプレミアリーグ第11節でニューカッスルに0-1で敗れ、今季初黒星を喫した。解説者の元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は敗れたアーセナルがリーグ制覇を目指すうえで、2つのポジションに問題を抱えていると指摘していた。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 ニューカッスルと敵地で対戦したアーセナルは後半19分にMFジョエリントンの折り返しからFWアンソニー・ゴードンに決められて失点。シュート数やボール支配率では相手を上回るも、1点が遠く、そのまま敗れた。FWガブリエウ・ジェズスやキャプテンのMFマルティン・ウーデゴールといった主力選手を欠くなかで、上位直接対決を落とした。

 この試合の解説を務めた元イングランド女子代表FWイジー・クリスチャンセン氏は「アーセナルは十分なチャンスを作れなかった。ニューカッスルのほうがより良いチャンスを作っていた」と指摘。さらに「問題はサカやマルティネッリではない。(マンチェスター・)シティには(ジャック・)グリーリッシュや(ジェレミー・)ドクのようにローテーションが可能な選手が揃っている。そしてスタイルに適応できるターゲットマンがいれば、それが解決策になるかもしれない」とシティとの比較でアーセナルの選手層について言及していた。

 キャラガー氏もクリスチャンセン氏に同調し、アーセナルは2つのポジションにタレントが不足していると語っていた。

「アーセナルにはリーグで勝つためのセンターFWとゴールキーパーがいるか? 私はそうは思わない。(アーロン・)ラムズデールではリーグで勝てない。(ダビド・)ラヤも安定していない」

 昨季はラムズデールがゴールマウスで不動の地位を築いていたが、今季は新加入のラヤがポジションを奪取していた。センターFWは引き続きジェズスがファーストチョイスだが、怪我も多く、決定力の面ではライバルクラブのエースには見劣りする。バックアップのFWエディ・エンケティもパフォーマンスにはまだムラがある。キャラガー氏は最前線で得点を保証するストライカーと、安定感のある守護神がアーセナルには必要だと考えているようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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