鹿島のDF昌子がベストイレブン初選出! リーグ戦31試合に出場、レアル戦でも好守
最終ラインを支える存在として貢献 クラブW杯では4試合全てにスタメンフル出場
鹿島アントラーズのDF昌子源が、今季のJリーグベストイレブンに選出された。プロ6年目の24歳は、自身の初受賞となった。
昌子は鹿島の最終ラインを支える存在として今季のリーグ戦ではファーストステージ優勝に大きく貢献。年間を通してはリーグ31試合に出場した。
今季の昌子のハイライトは、先日のFIFAクラブワールドカップだ。初戦からの4試合全てにスタメンフル出場し、18日の決勝戦ではレアル・マドリード(スペイン)の世界最高峰の攻撃陣を相手に粘りの守備を見せた。4回目のバロンドールを受賞したばかりのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにドリブルで仕掛けられた場面でも落ち着いた応対で封殺した。
その一方で「相手のコンディションを考えれば、通用したとまでは思っていない」と、素直に実力差を認める謙虚さも見せた。対人守備能力の高さからも、日本代表入りも期待される。同じくベストイレブンを受賞したDF森重真人(FC東京)やDF槙野智章(浦和)に加え、DF吉田麻也(サウサンプトン)とも激しい争いになっていくが、24歳のセンターバックがレアルを相手に見せたポテンシャルは、その北京五輪世代トリオの相手に割って入るのに十分だ。
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轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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