ソシエダ久保、欠場した国王杯での少年ファンからの“恩返し”に海外注目 「心を掴む」
ユニフォームをプレゼントした少年ファンからまさかの“差し入れ”
スペイン1部レアル・ソシエダは、現地時間11月1日に敵地で行われたスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)1回戦で6部ブニョルに1-0で勝利し、2回戦進出を決めた。日本代表MF久保建英はベンチスタートで結局出番がなかったが、試合中のベンチでの振る舞いが注目を浴び、海外メディアでも取り上げられている。
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ブニョル戦で主力を休ませるスタメンで臨んだソシエダは、5バックを敷く相手をなかなか崩せず。スコアレスで前半を折り返し、イマノル・アルグアシル監督は後半から21歳FWアルベルト・ダディエ、27歳FWカルロス・フェルナンデスを送り出した。
すると後半22分、フランス人FWモハメド=アリ・チョーが左サイドを突破してマイナスのクロスを送ると、ダディエが強烈なミドルシュート。相手GKが弾いたこぼれ球をカルロス・フェルナンデスが押し込んで決勝点を奪った。
ベンチスタートの久保は最後まで出番がなかったが、この一戦を現地取材したジャーナリストのベルナベ・サンチェス氏が自身のX(旧ツイッター)で、「ユニフォームをプレゼントされた世界一幸福な少年は、久保にバスの中で食べるポップコーンをプレゼントしようとした」と動画をアップ。「TAKE 14」のユニフォームを着た少年が自分の身長よりも高い柵越しにポップコーンのケースを差し出し、しばらくすると警備員を介してそれが受け取られた。
少年が着ているユニフォームは久保から贈られたもので、ポーランドメディア「Sportowe Fakty」は「この少年の行動は心を掴む。ユニフォームの恩返しはこうして行われた」と見出しを打ち、少年ファンの行動にスポットライトを当てている。
「(バレンシア県)ブニョルの街は誰もが大喜びだった。スタジアムは満員で、スタンドには子供連れの家族があとを絶たなかった。特にある少年は、この一戦をずっと覚えていることだろう。久保建英にユニフォームのリクエストをすると、レアル・ソシエダのスターはそれに応え、少年ファンを喜ばせた。しかし、話はこれで終わりではない。少年は恩返しをすることにした。しばらくすると、彼はベンチ近くに戻り、久保建英にポップコーンを手渡したのだ。この心温まるシーンにスタンドは陶酔した」
久保の対応と少年ファンの行動、どちらも心温まるもので反響を呼んでいる。