ソシエダ所属2年目の今季は公式戦5得点3アシストを記録

　スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間11月4日、ラ・リーガ第12節でFCバルセロナと対戦する。日本代表MF久保建英にとっては下部組織時代を過ごした“古巣”との一戦になるなか、スペイン紙「スポルト」が日本人レフティーを称賛している。

【PR】学生向けのお得プランが新登場！ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に

　久保はソシエダ所属2年目の今季、ラ・リーガで10試合5ゴールと突出したパフォーマンスを披露。9月の5試合では4ゴールを叩き出し、ラ・リーガの9月月間MVPを受賞した。スペインを席巻する活躍ぶりから、早くも来季に向けた去就に注目が集まっている。

　そのなかで、11月4日のラ・リーガ12節は“古巣”バルセロナとの対戦になるが、バルセロナ贔屓のスペイン紙「スポルト」は「なぜ久保はバルサでプレーしないのか」と見出しを打って取り上げている。

　記事では、久保がバルセロナの下部組織ラ・マシアに所属し、その後、クラブが18歳未満の国際移籍で国際サッカー連盟（FIFA）の規約に違反した影響で日本に帰国することになった経緯などを説明。そして、昨季移籍したソシエダで本領を発揮している点を高く評価している。

「タケ・クボは、今シーズンのリーガ・エスパニョーラで最高の選手の1人としての地位を確立した。（スペイン代表MF）ミケル・メリーノ、（スペイン代表MF）ブライス・メンデス、（スペイン代表FW）ミケル・オヤルサバルといったレフティーの好プレーヤーが揃うなかで、チーム内最高のレフティーはタケ・クボだ。すでに公式戦で5ゴール3アシストを記録しているが、その数字以上に、ドリブルで敵のディフェンダーを打ち負かす圧倒的な能力のおかげで、彼の存在は常に“アンバランス”の代名詞となっている。バルサはアノエタ（ソシエダの本拠地）を訪れる際、タケ・クボの魔法にかからないように細心の注意を払う必要があるだろう」

　また、同紙は「タケ・クボとバルサが再び一緒になることはあるのだろうか？ 今はまだ難しいようだが、サッカーの世界では断言できる移籍はない」と、将来的な久保の“復帰”にも望みを捨てていないようだった。