アーセナル冨安、左SB先発を奪還か…ジンチェンコのパフォーマンス低下を英指摘「失点の場面で窮地に追い込まれ…」

アーセナルでプレーするオレクサンドル・ジンチェンコ【写真:ロイター】
アーセナルでプレーするオレクサンドル・ジンチェンコ【写真:ロイター】

これまでリーグ戦でスタメンを張っていたジンチェンコの守備面に苦言

 イングランド1部アーセナルで、左サイドバック(SB)争いが注目を集めている。ファーストチョイスは昨季からウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコが不動の地位を築いていたが、ここ最近は安定したパフォーマンスを見せる日本代表DF冨安健洋が株を上げており、次節にはいよいよスタメンを奪取するのではと予想されている。

 そうしたなか、英紙「デイリー・エクスプレス」は現地時間11月1日に行われたリーグカップ4回戦、ウェストハム戦(1-3)での敗戦を受け、この試合にスタメン出場していたジンチェンコの影響力がチーム内で低下していることを指摘していた。

「オレクサンドル・ジンチェンコは昨季のアーセナルの成功において非常に重要な役割を担っていた。しかし、最近はトップフォームにないのは明らかで、アルテタ監督もそのことに気付いている。上手くいっていない時、彼を外すことを恐れていない」

 ジンチェンコはウェストハム戦の後半12分に冨安との交代でピッチを後にした。ウェストハムに与えた2点目はジンチェンコが守る左サイドから攻め込まれたもので、最近ではこうした守備面での不安がクローズアップされる指摘されることが多くなっている。

「ウクライナ人スターは57分に冨安健洋と交代した。ジンチェンコは2失点目の場面で窮地に追い込まれており、アルテタはそれを何度も目の当たりにしている。最近これはよくある出来事になっており、チェルシー戦ではハーフタイムに交代させられ、古巣のマンチェスター・シティ戦、ランス戦、ボーンマス戦はいずれも後半途中に交代を告げられた。アーセナルは、ジンチェンコが最高の状態の影響力を取り戻すことが必要だ」

 先週末のプレミアリーグ第10節シェフィールド・ユナイテッド戦(5-0)で先発したにもかかわらず、この試合でジンチェンコが引き続きスタメンに入ったのは、今週末に行われるプレミアリーグ第11節のニューカッスル戦では冨安が起用される布石なのではとも予想されている。冨安の存在はアルテタ監督にとっても心強いが、攻撃面で違いを作り出せるジンチェンコはチームにとって欠かせない存在であることは間違いなく、復調にも期待したいところだろう。

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