W杯アジア2次予選の北朝鮮×シリア、北朝鮮ホーム→中立地サウアラビア開催に変更

北朝鮮×シリアはサウジアラビアで開催に(写真はイメージです)【写真:ロイター】
北朝鮮×シリアはサウジアラビアで開催に(写真はイメージです)【写真:ロイター】

AFC公式サイトで変更が判明

 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選は11月16日からスタートするが、北朝鮮のホームで開催予定だった北朝鮮対シリア戦は、中立地となるサウジアラビアのジッダで開催されることがアジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトで明らかとなった。

 アジア2次予選のグループBは日本、ミャンマー、シリア、北朝鮮が同居。11月16日には日本がホーム(パナソニックスタジアム吹田)でミャンマー、北朝鮮はホームでシリアと対戦する予定だった。

 ただ、シリアは長年にわたって内戦が続いており、日本の外務省は退避勧告を出しているほど。日本のアジア2次予選第2戦の敵地シリア戦(11月21日)は中立地となるサウジアラビアのジッダ(プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム)に変更が決まっていた。

 そのなかで、AFC公式サイトでは11月16日開催の北朝鮮対シリアの一戦も、サウジアラビア・ジッダのプリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアムで開催されることが明記されている。

 韓国の総合ニュースサイト「news1」は、「新型コロナウイルス拡大防止のために2020年1月に国境を閉鎖し、中国、ロシアとの当局レベルの交流を除いては、まだ外国人の入国を許可していない北朝鮮が会場の変更を要請したものと推測される。ただし、変更した場所が対戦相手のシリアではなく、中立国であるサウジアラビアになった理由は内戦などにより近年自国で国際試合を正常開催できないシリアの事情が反映されたものと見られる」と伝えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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