クラブW杯の疑惑判定、主審「聞き間違い」と釈明 「私には“ノーカード”が“カード”に聞こえた」

クラブW杯決勝を担当「神に感謝」

「あれは単に私とアシスタントによる伝達不良だった。彼は私に(ラモスのプレーが)ファールであることを伝え、そしてイヤフォンを通じて“ノーカード”と言った。しかし、私にはそれが“カード”に聞こえたんだ。それ以上のことはない。VARによる判断でもない。あくまで私とアシスタントによるものだ」

 シカズ氏は一度カードの入ったポケットに手を当て、カードを出す素振りを見せた。これはアシスタントからの主張を聞き間違えてのものと説明しているが、結局カードを出すことはなかったという。この不可解な振る舞いに、伊紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のCNN通信員タンクレディ・パルメーリ氏が「レフェリーはすでにポケットに手を入れていた。その後、彼はセルヒオ・ラモスがすでにイエローを受けていたことに気付いて心変わりしたんだ。なんてスキャンダルだ!」と激しく非難するほどだった。

 シカズ氏はクラブW杯決勝で笛を吹いたことについて「クラブW杯ファイナルを担当する初のアフリカ人主審になれたことを神に感謝している。アフリカのフットボールはトップレベルに成長している時だ」と振り返っていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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