遠藤航は「ゆっくりと英国に適応中」 マック・アリスターのアンカー起用の“裏側”を英地元紙が指摘
遠藤はカップ戦要員から昇格できるか
イングランド1部リバプールは今夏に中盤を大型補強し、現在はアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターがアンカーを務めている。守備的な役割は本職ではないなか、英地元紙「リバプール・エコー」はリバプールの中盤を分析している。
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リバプールは今夏、マック・アリスターのほかに、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、日本代表MF遠藤航と中盤を補強。アンカーにマック・アリスター、インサイドハーフにソボスライやフラーフェンベルフ、MFカーティス・ジョーンズが入ることが多く、遠藤は主にカップ戦要員になっている。
もっとも、マック・アリスターは本来守備的MFではなく、その働きぶりに厳しい声も少なくない。英地元紙「リバプール・エコー」は「リバプールがこの夏、クラブ史上最高額の1億1100万ポンド(約202億円)を投じて(モイセス・)カイセドを獲得しようとしたことは、クロップ監督がマック・アリスターを6番(守備的MF)にするつもりはなかったことを示唆している。しかし、ニーズはあり、状況は変化する。ノッティンガム・フォレストにホームで快勝したことは、まさにこのような起用法が成功する可能性がある一端を示した。しかし、敵地でのマン・シティ戦でも同じことが言えるかどうかはまったく別の話だ。11月のインターナショナル・ブレイク明けには、マック・アリスターとレッズにとってそのような試練が待ち受けている」と、指摘した。
一方で、記事では「遠藤がゆっくりとイングランドのサッカーに適応している状況で、若手のステファン・バイチェティッチが怪我に苦しんでいる。セントジェームズ・パークへの遠征は、マック・アリスターが守備的MF以外で先発した唯一の試合だ」とも触れており、遠藤がレギュラーの座に就くほどのインパクトを残せていないとも見ている。
「もしリバプールが今夏にワールドクラスの守備的MFと契約していれば、そのエンジンルームはプレミアリーグ屈指のものだと称賛され、タイトル争いに加わることに疑いの余地はなかっただろう。ただ、彼らが非常に優れたチームであることに変わりはない。間違いなくまだパズルのピースが1つ足りないが、その答えを持っていないとはもはや断言できない」
リバプールのタレント豊富な中盤は評価が高いが、シーズンを追うにつれてどのようなケミストリーを奏でるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)