Jクラブの新エンブレム「ファンに衝撃与えた」 “シンプル化”論争に海外注目「苦情相次ぐ」

Jクラブのエンブレム”シンプル化”路線に海外疑問視(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
Jクラブのエンブレム”シンプル化”路線に海外疑問視(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

既存デザインからの大胆チェンジが議論に…ブラジルメディアが注目

 サッカークラブを象徴するエンブレムを刷新する動きがJリーグの各クラブで相次ぐなかで、モダンなデザインに日本国内のファンからは賛否の声が上がっている。既存からの大胆チェンジに疑問の目が向けられている状況に海外メディアも「論争を引き起こしている」と注目している。

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 エンブレムはクラブの象徴的なものとして存在し、そこには歴史的な背景、地域のカラーが込められているものが多い。それゆえ重厚感を放つデザインが多数を占めてきた一方、アナログからデジタルへ移行した時代背景に沿う形で近年は“シンプル化”路線へデザインを一新する動きが増えている。

 Jクラブでは直近でJ3のFC琉球、J1のFC東京が来シーズンに向け新エンブレムを発表。琉球は日本で唯一の王朝であったことを示す王冠が極小サイズへ。2体のシーサーも正面から見た1つの表情として変わり、この変更を疑問視する声が相次いだ。

 FC東京も赤色と青色のクラブカラーと、白色の文字のみを使用したシンプルなデザインに。発表から間もない事情も当然あるものの、SNS上では「これはガッカリ」「別チームって感じ」などと、簡素化したエンブレムに対して否定派の声も多く目に付いた。

 こうした新エンブレムの“シンプル化”論争に、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が注目。琉球、FC東京が相次いで新デザインを公開したことに触れ「新しいエンブレムは論争を引き起こした。ファンや世界中のサッカーファンに衝撃を与えた」と、議論に発展した状況を伝えた。

 記事ではFC東京の新エンブレムに対するファンの反応を紹介したうえで「反応は多岐にわたり『F』と『C』の文字の間のスペースに関する苦情が多かった」と説明。今後もデザインを刷新するクラブが続く可能性が考えられるなかで、“シンプル化”路線への議論はしばらく続きそうだ。

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