アーセナルが「驚くべきステップアップ」 冨安の万能ぶりも脚光…無敗の背景に英注目

冨安健洋らアーセナルの選手層に英国注目【写真:ロイター】
冨安健洋らアーセナルの選手層に英国注目【写真:ロイター】

序盤戦から主力負傷離脱も…選手層の厚さで開幕ダッシュに成功

 イングランド1部アーセナルは開幕10試合を7勝3分と無敗で駆け抜け、首位トッテナムに次ぐ2位につけている。序盤戦から主力の負傷離脱が相次いでいたが、代わりの選手たちがその穴を埋める活躍でしっかりとカバーしてきた。英メディア「フットボール・ロンドン」は最終ラインのすべてのポジションで起用されている日本代表DF冨安健洋らの名前を挙げて「驚くべきステップアップ」と称賛していた。

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 昨季のプレミアリーグで2位に入り、7シーズンぶりのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したアーセナル。今季も王者マンチェスター・シティの対抗馬と目されるなかで、開幕ダッシュを決めた。

 そのなかで開幕戦では注目補強の1人だったオランダ代表DFユリエン・ティンバーがシーズン絶望の重傷を追うアクシデントに見舞われた。さらにガブリエウ・ジェズスやガーナ代表MFトーマス・パーティも度重なる怪我に悩まされているほか、第8節の大一番マンチェスター・シティ戦(1-0)ではイングランド代表FWブカヨ・サカを欠いて試合に臨むなど主力選手の離脱が相次いでいた。

 しかし、それでも大崩れすることはなく、ここまで無敗を維持している。それはやはり、負傷者の代わりを務めた選手たちの活躍あってこそだろう。記事では冨安らの存在について言及されていた。

「最近のアーセナルは、ミケル・アルテタと選手たちが対応をしなければならないほどの負傷者の多さに苦しんでいたが、それをうまくこなしてきた。ユリエン・ティンバーはシーズン初戦から欠場を余儀なくされたが、冨安健洋らが驚くべきステップアップを遂げている。

 中盤ではトーマス・パーティが問題を抱え続けているが、デクラン・ライスはクラブが移籍金の記録を塗りかえてでも獲得した理由を証明し続けている。ジョルジーニョはこのポジションのサードチョイスで印象的な活躍の機会は限られているが、特にシティ戦での貢献は素晴らしく、チームの選手層の厚さを証明している」

 今季の冨安は左サイドバックでの途中出場がメインだが、試合によってはセンターバックと右サイドバックとしてもプレー。ポジションを問わずに安定したパフォーマンスを続けており、前節のシェフィールド・ユナイテッド戦(5-0)ではアーセナルでのプレミアリーグ50試合出場を達成するとともに移籍後初ゴールもマークしていた。チームの選手層の厚さを語る上で欠かせない選手になっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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