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FIFA、スペイン連盟前会長に3年間の活動停止処分 女子W杯で母国選手にキス行為
決勝後の表彰式でスペイン女子代表MFエルモソの唇にキス
スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス前会長が、女子ワールドカップ(W杯)決勝後の表彰式で同国女子代表MFジェニファー・エルモソの唇にキスをした問題を巡り、FIFA(国際サッカー連盟)は3年間の活動停止処分を科したことを発表した。ルビアレス氏はFIFA規律第13条に違反する行為を行ったとして、国内および国際レベルでのサッカー関連の活動を禁じられる。
スペイン女子代表は決勝でイングランド女子代表を破って初優勝。その表彰式でルビアレス前会長は、女性選手エルモソの唇にキスをする暴挙に出た。その場は流れたものの、エルモソは「嬉しくなかった」とコメント。スペイン国内外を巻き込む騒動に発展し、9月に会長職からの辞任が表明された。
この一件を受けて、FIFAは当初、調査が行われるまでルビアレス氏に対し90日間の活動停止処分を科し、30日に国際統括団体は3年間の活動停止処分を下した。FIFAは声明で「FIFA規律委員会は、スペインサッカー協会(RFEF)の元会長ルイス・ルビアレス氏が規約に違反した行為を行ったとして、国内外のあらゆるサッカー関連活動から3年間の活動停止処分を下した」と発表した。
なおルビアレス氏には制裁の理由を書面で要求する期限が10日間あり、その後、控訴を決定する可能性がある。
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