低迷チェルシーにうんざり タレント放出→決定力不足…OB苦言「根本的に間違っている」
ジョー・コール氏、古巣の低迷ぶりにクラブ内部を問題視
イングランド1部チェルシーは、2022-23シーズンに12位と低迷したが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督を迎えた今シーズンもリーグ戦10試合を終えて11位と出遅れている。その大きな要因とされているのが得点力不足だ。不振に喘ぐチェルシーに対し、クラブOBの元イングランド代表MFジョー・コール氏が苦言を呈した。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
得点力不足に陥るチェルシーは冬の移籍市場で新たなストライカーを獲得すると報じられている。しかし、コール氏は今夏の移籍市場でイタリア1部ASローマにベルギー代表FWロメル・ルカクをレンタルで放出したことを疑問視。ルカクはローマで得点ランク4位タイとなる5ゴールを挙げ、UEFAヨーロッパリーグでも3試合3得点と結果を出している。
2021年に9700万ポンド(約175億円)を投じてルカクをイタリア1部インテルから獲得したチェルシーだが、ルカクが古巣であるインテルへの愛情を語ったことなどもあり、クラブ内では不協和音を覗かせていた。
コール氏は「さまざまな話を耳にするけれど、結局は点が取れないんだ。ロメル・ルカクは多くの問題があったけれど、彼はドアの中にいた。彼はインテルで成功を収め、この国でもエバートンやウェストブロムでも点を取っていた。なぜチェルシーで点が取れなかったのか? 何が問題だったのか? 彼は今、ローマで点を重ねている。だからこそ、自分たちを見ないといけない。このクラブで今、何が問題なのか? チームはバランスに欠けている。だが、そもそもクラブは何かが根本的に間違っている」と、問題点を指摘した。
これまでも元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスのように、他クラブで活躍していたストライカーが結果を出せなかったことがあるチェルシーだが、その低迷ぶりにOBのコール氏も納得がいかないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)