久保建英の去就報道は連日、世界中のメディアを騒がせている

　スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、今季ラ・リーガでの活躍により古巣レアル・マドリードへの復帰説が現地メディアで盛んに報じられている。英メディア「TEAMtalk」はイングランド1部マンチェスター・シティも獲得を画策しているとして、注目度を伝えた。

　久保は今季ラ・リーガで10試合5ゴールと突出したパフォーマンスを披露。9月の5試合では4ゴールを叩き出し、イングランド代表MFジュード・ベリンガム（レアル・マドリード）ら実力者を抑え、ラ・リーガの9月月間MVPを受賞した。スペインを席巻する活躍ぶりから、早くも来季に向けた去就に注目が集まっている。

　10月29日にはラ・リーガ第11節でラージョ・バジェカーノとアウェーで対戦。久保は1-1で迎えた後半19分に勝ち越しのPK弾につながるハンドを誘発した。

　同メディアは「マン・シティ、グアルディオラを喜ばせてレアル・マドリードの計画を台無しにするためにメッシのようなウインガー獲得を要請」と見出しを打って、スペインの報道をもとに「久保建英に注目しているようだ。彼のプレースタイルは『ムンド・デポルティーボ』にメッシを彷彿させる人物を評させた。これはなぜ久保がさまざまなクラブから注目される選手であるかということを示している」と、リオネル・メッシの名前を出すことで久保がいかに欧州で関心を寄せられているかを示した。

　11月8日のUEFAチャンピオンズリーグ・ベンフィカ戦では「さまざまな獲得を求めるスカウトが久保を観戦する予定」として、「サウジアラビアや現イタリア王者ナポリ、プレミアリーグにおける彼のファンはシティだけではないとも言われている」と、その人気ぶりにも触れていた。