なでしこジャパン、パリ五輪アジア2次予選で2連勝! ウズベキスタンに2-0勝利…突破へ大きく前進
前半に遠藤と千葉のゴールで2点を先取し守り切る
なでしこジャパン(日本女子代表)は10月26日にパリ五輪アジア2次予選の第2戦でウズベキスタンと対戦し、2-0の勝利を収めて突破へ大きく前進した。
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今年の女子ワールドカップ(W杯)で8強に入った日本は、2年連続となる国際主要大会に向けたアジア予選の戦いをスタート。アジア全体で2枠という狭き門に向け、ウズベキスタンで集中開催される2次予選C組で日本はインド、ウズベキスタン、ベトナムと対戦する。ヨーロッパでプレーするために直前合流となった選手たちも中にはいる状況で、池田太監督は初戦のインド戦(7-0)でプレーしなかったDF清水梨紗やDF南萌華、女子W杯で得点王に輝いたFW宮澤ひなたらを起用。スタメン9人を入れ替えた。
日本女子サッカーのレジェンドとも言える本田美登里監督が率いるウズベキスタンは初戦でベトナムを1-0で下した。その相手に立ち上がりのピンチもあった日本だが前半10分、DF遠藤純がコーナーキックから相手GKの頭越しにピンポイントで蹴り込んだボールからファーサイドで南が合わせて先制。前半15分には左サイドからペナルティーエリア付近で細かくパスをつなぐと、最後はFW千葉玲海菜が相手に当てながらもシュートを決めて2-0と序盤でリードを奪った。
2点リードした日本はブロックを作って待ち構えるウズベキスタンを前にボールを圧倒的にキープ。前半20分過ぎからはウズベキスタンはボールを取りに来ず、日本も無理にペナルティーエリア内まで入らないことで時間を消費してこのまま2-0でハーフタイムを迎えた。
2次予選は3組に分かれて実施。各組首位(の3つ)と、2位のうち最も成績の良かった(1つ)の計4チームが最終予選に進む。2チームずつ組み合わせてホーム&アウェーで行う最終予選は、2位通過のチームが出た組によって対戦カードが決まるが、ウズベキスタンが2位のうち最上位になると日本は女子W杯で4強のオーストラリアと対戦する可能性がなくなる。ウズベキスタンの最終戦がこのC組では力の落ちるインドとあり、両チームにこのゲームで点差を広げないことのメリットが生まれて、日本が2点差をつけた時点でどちらも積極的にゴールを目指さない試合展開になっていた。
池田監督はハーフタイムにMF猶本光とMF中嶋淑乃、後半途中にMF長谷川唯とDF三宅史織を投入した。最後まで両チームが前半半ば以降からの姿勢を崩さず、試合は2-0で終了。2連勝で勝ち点を6に伸ばした日本は、11月1日のベトナムとの最終戦で引き分け以上なら最終予選進出が決まる。