冨安健洋が「チームを失望させることはない」 アーセナルで“チャンス増”…万能DFへ英期待「36億円の男が大きな役割を担う」
「アーセナルにとって非常に重要な存在であることは今更驚くことではない」
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、10月28日のプレミアリーグ第10節シェフィールド・ユナイテッド戦(5-0)でクラブ加入後の初ゴールを記録した。現地メディアは「ユリエン・ティンバーが欠場するなか、2000万ポンド(約36億円)の男が大きな役割を担う」と今後への期待も込めて大きく取り上げている。
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2021年夏にイタリア1部ボローニャから、2000万ポンド(約36億円)でアーセナルへとやってきた冨安。加入後、度重なる怪我による離脱で出場時間が限られているが、持ち前の守備能力や高い精度のフィードなど、多彩な才能をミケル・アルテタ監督も買っている。
今シーズンはプレミアリーグで左右のサイドバック(SB)、そしてリーグカップではセンターバック(CB)も務めるなどマルチロールなプレーを示す。リーグ戦での先発はまだ1試合のみだが、途中出場からゲームを締める役割を存分に果たしている。
10月24日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節セビージャ戦(2-1)では左SBとしてフル出場し高い評価を得るなど好調を維持する冨安。続く28日のシェフィールド戦では後半21分から右SBでプレーし、同アディショナルタイムにアーセナル加入後初ゴールもマークした。
初ゴールを受けて、英メディア「TBR Football」は「アーセナルのベンチは全員拍手喝采だった。SNS上でも多くのチームメイトがこの男に称賛の言葉を贈っている」と報道。「この日本代表DFがバックライン全体でプレーできる能力を持ち、ガナーズ(アーセナル)にとって非常に重要な存在であることは今更驚くことではない」と、実力に太鼓判を押した。
さらに「ユリエン・ティンバーが欠場するなか、2000万ポンド(約36億円)の男が大きな役割を担う」と、右膝の前十字靭帯損傷という大怪我で離脱しているオランダ代表DFユリエン・ティンバーに代わって、冨安の存在が今季のチームにとって大きな役割を果たしていると記事では指摘する。
「冨安の先発出場は少ないかもしれない。しかし、特にユリエン・ティンバーが大怪我を負って以来、彼はサイドで重要な役割を果たしている。冨安がリーグ戦でメンバーから外れた唯一の試合は、クリスタル・パレス戦でレッドカードを受け出場停止となった次の試合のみ。ベンチメンバーとして起用されなかったのも1度だけだ」
途中起用が多いなかでも、存在価値を実力で示してきた冨安を「TBR Football」は高く評価。「2000万ポンド(約36億円)で獲得した冨安は実に賢い。そして、今後数か月間、ガナーズがティンバーなしで対処できるように、彼には多くのチャンスが待ち受けている」と期待を寄せ「冨安はチャンスを得たとき、決してチームを失望させることはない」とチームの絶大な信頼を報じていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)