J2優勝、昇格も果たした町田で現役生活を終える

　FC町田ゼルビアは10月29日、J2リーグ第40節ツエーゲン金沢戦で1-0の勝利を収めた。前日28日にJ2優勝が決定し、この日ホームで行われた一戦では今季限りで現役引退を発表している元日本代表DF太田宏介の引退セレモニーも実施。メッセージ動画ではかつてのチームメイトや仲間たちから労わりや感謝の言葉が述べられるなか、FC東京時代に共闘したスペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英も思い出を語った。

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　涙ながらにモニターを見つめる太田の目には次々と仲間の顔が映し出された。横浜FC時代の先輩であるポルトガル2部オチベイレンセのカズこと元日本代表FW三浦知良から始まったメッセージ動画では、都並敏史監督（ブリオベッカ浦安）、山口素弘氏（名古屋グランパスGM）ら豪華なメンバーに加え、幼いころからの幼馴染の川崎フロンターレFW小林悠、FC東京時代の仲間であるDF森重真人やFW武藤嘉紀（ヴィッセル神戸）ら多くの選手からコメントが寄せられた。

　そのなかで、久保もメッセージを寄せた。「太田宏介選手、この度は現役生活お疲れさまでした。短い間でしたが、FC東京で一緒にプレーできてフリーキックだったり、ピッチ外の動きだったりたくさんのことを学ぶことができました。改めて体をゆっくり休めてください。お疲れさまでした」と、労わっていた。

　久保と太田はFC東京で約3年間ともにプレー。久保がトップ昇格を果たした2017年から、横浜F・マリノスへ期限付き移籍した2018年もあったものの、2019年夏に久保はレアル・マドリードへ、太田は名古屋グランパスへ移籍するまで共闘していた。