冨安健洋の「高さは貴重な武器」 アーセナルで得た攻撃面の“成長”を英紙評価「ポゼッション能力にも磨きがかかり…」
「新たな条件で合意するのが賢明だ」と契約延長も提案
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、今シーズン出場時間は限られているなかで、持ち前の守備力に加え攻撃面での評価も上がってきているようだ。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。
開幕当初から左サイドバック(SB)として途中出場が目立つ冨安だが、今シーズンはほかにもセンターバック(CB)や右SBで出場もしている。ミケル・アルテタ監督はマルチロールな役割に大きな期待を懸けているようだ。
そんななか「ロンドン・イブニング・スタンダード」は、従来の冨安の守備能力に加えて「ポゼッション能力にも磨きがかかり、今ではジンチェンコが得意とする中盤でのタックルもこなせるようになった」と成長を指摘。「冨安の高さは、アルテタ監督が攻撃時に高い位置からプッシュすることで、前進する貴重な武器にもなっている」と持ち前の空中戦の強さも絶賛している。
そのうえで「冨安との契約は今夏で残り1年となるが、さらに12か月延長するオプションもある」と契約面にも言及。「ガナーズ(アーセナル)は、新たな条件で合意するのが賢明だろう」とアドバイスしていた。
また冨安は、10月28日に行われたプレミアリーグ第10節シェフィールド・ユナイテッド戦で後半途中から出場。チーム5点目となるダメ押し弾で自身クラブ加入後初ゴールをマークしており、チームメイトから盛大な祝福も受けた。ビッグクラブで愛される日本人のさらなる成長に期待が高まっている。