遠藤航は「カイセドに勝るリバプールの怪物」 圧倒的スタッツ記録の日本人アンカーを専門メディア絶賛「お得な買い物をした」

リバプール初ゴールを決めた遠藤航【写真:ロイター】
リバプール初ゴールを決めた遠藤航【写真:ロイター】

ELトゥールーズ戦で「最も説得力のあるパフォーマンス」

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間10月26日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節・フランス1部トゥールーズ戦(5-1)で移籍後初ゴールを決めた。フル出場で見せつけたポテンシャルにクラブ専門メディアも「ピッチ上の怪物のようだった」と改めて賛辞を贈っている。

 ホームにトゥールーズを迎えたリバプールは、4-3-3のアンカーポジションで遠藤を先発起用。公式戦3試合ぶりのスタメンとなったなか、1-1で迎えた前半30分に遠藤はDFトレント・アレクサンダー=アーノルドの右クロスを頭で押し込み、勝ち越し弾をゲット。その後3点を追加したリバプールが5-1の快勝を収めている。

 試合を通して球際の強さを生かした守備だけでなく、縦パスを積極的に差し込み攻撃時の起点となるなど高いパフォーマンスを披露。これを受けてクラブ専門メディア「liverpool.com」も「リバプールはモイセス・カイセドに勝るリバプールの怪物を手に入れた」と、かつての補強ターゲットだったモイセス・カイセド(チェルシー)を引き合いに改めて評価している。

 同メディアはこの日の遠藤について「圧倒的なパフォーマンスを見せた」と称え「日本代表のキャプテンはポゼッションでは96%のパスをコントロールし、リバプールへのカウンターを狙うトゥールーズの攻撃を封じ込めた。またピッチ上で最も多くのデュエル(10回)に勝利し、インターセプト3回、リカバー4回と、非常に堅実なプレーを見せた」と詳細なスタッツも含め高い評価を与えた。

 また記事ではトゥールーズ戦が「最も説得力のあるパフォーマンス」だったとし「クロップはついに遠藤のデュエルに勝つ能力を解き放ち、中盤を支配することを可能にした」とチームへの適応についても言及している。

 そのうえで「遠藤の献身的なプレーは、ピッチ上の怪物のようであり、すべてのボールを奪おうとするその姿は、リバプールがシーズンを重ねるにつれて、もっと活用できるようになるだろう」とより成長が見込まれる日本人MFへの期待を示した。

 元々、今夏リバプールはブライトンの注目株だったカイセドをクラブ史上最高額の1億1000万ポンド(約202億円)で獲得を目論んだが逃してしまったとされている。遠藤はそのカイセドに次ぐプランだとも言われたが、記事では「2人がこれまでそれぞれのクラブで見せてきたものを踏まえると、おそらくリバプールの方がお得な買い物をしたことになる」と、現状のパフォーマンスの差を指摘していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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