255度目の“エル・クラシコ”、レアルがアウェーで2-1の逆転勝利! MFベリンガムが終了間際に決勝ゴール
バルサのホームで“エル・クラシコ”が開催、ベリンガムが2ゴール
10月28日に行われたスペイン1部ラ・リーガ第12節、FCバルセロナ対レアル・マドリードの伝統の一戦“エル・クラシコ”は、2-1でアウェーのレアルが逆転勝利を飾った。
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255度目の公式戦での対戦となった両チーム。バルセロナの聖地カンプ・ノウが改修中のため、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(通称“モンジュイック”)で行われた。
バルセロナは最前線にFWフェラン・トーレスを置き、右の高い位置にDFジョアン・カンセロ、左にはFWジョアン・フェリックスが並んだ。対するレアルは2トップにヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴのブラジル代表コンビを並べ、中央トップ下にイングランドの至宝MFジュード・ベリンガムを配置した。
試合が動いたのは前半6分、今夏イングランド1部マンチェスター・シティから加入したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンがペナルティーエリア手前でトーレスとのワンツーを狙う。トーレスのパスは相手に当たってしまったが、こぼれたボールにすかさずギュンドアンが反応。レアルDFダビド・アラバが懸命にスライディング阻止を試みたが、それさえも呼んでいたかのようにボールを奪いギュンドアンがネットを揺らした。
ギュンドアンの移籍後初ゴールで先制を手にしたバルセロナは、その後もボールを保持し試合を優位に進める。サイドではレアルFWヴィニシウスに付いたDFロナルド・アラウホが徹底マーク。ライン際でヴィニシウスが倒された際には、バルセロナの指揮官であるシャビ・エルナンデス監督と言い合うシーンもあった。
攻撃の機会を窺うバルセロナは、中央でボールを奪ったところからフェリックスが前線でボールを受け、相手DFの股を抜いて突破。しかし最後にレアルDFダニエル・カルバハルが戻りシュート前に阻止した。
逆にレアルも前半38分、MFトニ・クロースのフィードで右サイド裏へ抜けだしたカルバハルが角度のない位置からシュートを放つなど、得意の形で攻撃を展開していく。
ホームチーム1点リードのまま試合はハーフタイムへ。後半も最初にビッグチャンスを迎えたのはバルセロナだった。MFフェルミン・ロペスのクロスに合わせたDFイニゴ・マルティネスのヘディングシュートは惜しくもポスト。跳ね返ったところを詰めたアラウホのシュートもレアルGKケパ・アリサバラガがセーブして難を逃れている。
レアルの反撃は後半23分、相手のクリアボールをペナルティーエリア手前で拾ったベリンガムが豪快な一振り。高速のブレ球はバルセロナGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの手をすり抜けネットを揺らした。
レアルは後半7分にMFエドゥアルド・カマヴィンガを投入し、ゲームの流れを手繰り寄せようとする。同18分にはクロースに代えてベテランMFルカ・モドリッチ、ロドリゴを下げてFWホセルを投入。すると同アディショナルタイム、カルバハルのクロスをペナルティーエリア内のモドリッチが触り、流れたボールをベリンガムがGKテア・シュテーゲンの股を抜いてゴール。土壇場で試合をひっくり返し、今回の伝統の一戦は2-1でレアルに軍配が上がった。