アーセナル冨安は「スイスアーミーナイフのよう」 英紙がマルチロールぶりを絶賛「将来的にはビッグゲームで再び起用も…」
アルテタ監督にとって欠かせないチームプレーヤーに
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、最終ラインならどこでもプレー可能なユーティリティー性と抜群の守備力を武器にミケル・アルテタ監督にとって欠かせない選手となっている。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「彼はスイスアーミーナイフのような選手であること証明した」と24歳の万能DFを称賛している。
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今季の冨安はまさに八面六臂の活躍だ。開幕当初から左サイドバック(SB)としての途中出場がメインだったが、9月27日のリーグカップ3回戦のブレントフォード戦(1-0)ではアーセナル加入後初めてセンターバック(CB)として先発し、勝利に貢献した。
さらにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ第2節のRCランス戦(1-2)で右SB、続く第3節のセビージャ戦(2-1)では左SBとして先発出場。ポジションが変わっても、安定したパフォーマンスを続けている。
単なるバックアッパーにはとどまらない活躍を見せている冨安はアルテタ監督からも「彼のような選手はいない」と絶賛されている。そして「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「アルテタからの賛辞はこの日本代表の多才さからきているものであり、彼はスイスアーミーナイフのような選手あることを証明した」と冨安のマルチロールぶりを多機能ナイフに喩えていた。
自分たちがポゼッションを握る展開が予想される試合では引き続きウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコが左SBで優先されそうだが、同紙は「将来的にはビッグゲームでアルテタが冨安を再び起用することも考えられる」と指摘。「1対1の守備はアーセナルのスカッドの中でもおそらくベスト」と守備力の高さには太鼓判が押されていた。
過去2シーズンは終盤戦に負傷離脱を余儀なくされている冨安だが、コンディションさえ万全であれば出場機会はさらに増えていきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)