ミラン番記者が明かす非情な現実 「本田は放出」と断言も「移籍市場で需要はない」
イタリア人記者で数少ない本田擁護派のヴィンチ氏も“諦めモード”
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、17日の本拠地アタランタ戦(0-0)で7試合連続の先発落ちとなったが、1点が必要な場面でヴィンチェンツォ・モンテッラ監督からウォーミングアップすら命じられない苦しい処遇を受けている。前節の敵地ローマ戦(0-1)では、モンテッラ監督が試合前日の記者会見で先発起用を明言しながら、キックオフ直前に取りやめる事態となったが、指揮官の本田に対する真の評価とはどのようなものなのだろうか。そして3試合ぶりに出番なしに終わった本田は、来年1月の移籍市場開幕が迫るなかでミランに居場所はあるのだろうか。
地元テレビ局「7ゴールドTV」でミラン番記者を務めるパオロ・ヴィンチ記者は、本田が2014年1月にCSKAモスクワから加入して以降、イタリア人記者の中では好意的なレビューを続ける擁護派だった。しかし、今季初スタメンとなった10月25日の第10節ジェノア戦(0-3)で、本田が横パスやバックパスが目立つ消極的なパフォーマンスに終始し、失点に絡むミスを犯してから一気にトーンダウンしている。
「モンテッラ監督の本田の評価? モンテッラ監督の構想に本田はいない。本田は放出となる」
非情な現実を、ヴィンチ記者はこう語った。背番号10はすでに、若き戦術家に戦力と見なされていないという。