ソン・フンミン得点ラッシュ! “9番”で6戦5発に英喝采「新たなフェーズに突入」
クリスタル・パレス戦で決勝弾、センターフォワードにポジションを移し活躍
イングランド1部トッテナムのFWソン・フンミンが9番として覚醒している。今季からキャプテンも務める韓国代表FWは現地時間10月27日に行われたプレミアリーグ第10節クリスタル・パレス戦(2-1)で左からの折り返しに合わせて今季8ゴール目となる決勝点を挙げ、チームを勝利に導いた。
今季トッテナムは絶対的エースだったイングランド代表FWハリー・ケインがドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへ移籍。指揮官も前セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督を招聘し、大きな転換機を迎えた。
そんなチームを文字どおり最前線から牽引しているのがソン・フンミンだ。新たにキャプテンに就任した31歳は第4節バーンリー戦(5-2)でシーズン初ゴールを含むハットトリックを決めると、そこから今節までの6試合でさらに5得点とゴールを量産中だ。21-22シーズンにはアジア人初のプレミアリーグ得点王にも輝いているが、昨季までの定位置だった左ウイングからセンターフォワードにポジションを移したことで決定力により一層の磨きがかかった印象だ。
ソン・フンミンの活躍もあり、トッテナムは開幕10試合で8勝2分と負けなしをキープしており、王者マンチェスター・シティやアーセナルを抑えて首位を快走している。
英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」はクリスタル・パレス戦でのソン・フンミンに10点満点中の7点を付け、「またしても点取り屋の本能を発揮するフィニッシュでゴールシートに名前を刻んだ。致命的な9番として新たなフェーズに突入している」と韓国代表FWを絶賛している。
元ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)がキャリアの途中でウインガーからセンターフォワードへ変貌を遂げたように、31歳となったソン・フンミンもポジション変更によってさらなる飛躍を遂げている。