リバプール中盤は「欧州屈指の強さを取り戻した」 遠藤、フラーフェンベルフら躍動を英記者が絶賛「数か月前は…」

トゥールーズ戦で5得点快勝のリバプール【写真:ロイター】
トゥールーズ戦で5得点快勝のリバプール【写真:ロイター】

ELで3連勝、遠藤にもゴールが生まれる

 イングランド1部リバプールは現地時間10月26日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節トゥールーズ(フランス)戦で5-1と大勝した。同大会で3連勝とグループE首位に立つリバプールを、「EL優勝候補」と海外メディアも評価している。

 ホームにトゥールーズを迎えたリバプールはFWディオゴ・ジョッタのゴールで先制。失点もあったものの、日本代表MF遠藤航にも移籍後の初得点が生まれるなど、5-1の快勝でELグループステージ3連勝を飾っている。

 クラブ専門メディア「THIS IS ANFIELD」では、さまざまな海外メディアの反応を紹介。英紙「ガーディアン」のアンディ・ハンター記者は「なぜリバプールが今季のELの優勝候補なのかが明確になった」と評価し、「第3戦はまたもや力強い勝利を収めたが、フランス・カップの勝者であるトゥールーズの訪問は、前の2試合よりもはるかに面白い試合となった」と絶賛している。

 また英紙「ミラー」の記者であるマシュー・クーパー氏は、中盤で躍動しゴールも決めたオランダ代表のMFライアン・フラーフェンベルフを称賛。「遠藤と同じように、ライアン・フラーフェンベルフも今夏リバプールに加入して以来、スピードに乗るのに時間がかかった」と適応に時間がかかっていることも指摘しつつ「トゥールーズ戦ではピンポイントのパスとDFを翻弄し、終始相手を苦しめた」と細かいポイントを挙げパフォーマンスを称えた。

 さらに英公共放送「BBC」のジョー・リンドル記者はリバプールの中盤再建に注目。「オランダ代表のフラーフェンベルフは特に中盤で印象的なプレーを見せ、ダルウィン・ヌニェスがポストを叩いた後に、チーム2点目を決めた。彼は見事なヘディングシュートとともに印象的な一夜を締めくくった遠藤航と同様、今夏加入した中盤の新戦力だ」と高いパフォーマンスを発揮した中盤選手に脚光を当てている。

 またリンドル氏は、シーズン開幕前に主力であった中盤の選手が立て続けに退団した点を挙げ「ジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョ、ナビー・ケイタ、ジェームズ・ミルナーが夏の移籍市場で去った後、数か月前のリバプールは中盤のクオリティーが低いように見えていた。しかし今は、フラーフェンベルフと遠藤がドミニク・ソボスライ、アレクシス・マック・アリスター、ハーヴェイ・エリオット、カーティス・ジョーンズとポジションを争っている。レッズの中盤は、ヨーロッパ屈指の強さを取り戻した」と、中盤の豊富なタレントの実力を認めていた。

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