遠藤のヘディング弾は珍しい一撃に? リバプールの“傾向”を海外指摘「実に4月以来初めてのゴール」
リバプールはトゥールーズに5-1の圧勝 遠藤は移籍後初ゴール
イングランド1部リバプールは現地時間10月26日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節でフランス1部トゥールーズと対戦し、5-1の快勝を収めた。日本代表MF遠藤航は先発フル出場を果たし、移籍後初ゴールを記録した。そんななか、海外メディアは遠藤の一撃が「実に4月以来初めてのゴールだった」と、リバプールにとって珍しい得点だったと説明している。
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前半9分にFWディオゴ・ジョタのゴールで幸先良く先制するも、同16分に同点とされる。それでも同30分、公式戦3試合ぶりの先発を飾った遠藤の移籍後初ゴールで勝ち越す。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドのクロスをゴール前に構えていた遠藤が力強いヘディングで合わせ、ゴール右へと突き刺した。その後、同34分にFWダルウィン・ヌニェス、後半20分にMFライアン・フラーフェンベルフ、同アディショナルタイムにFWモハメド・サラーの得点で、最終的には5-1の圧勝を収めた。
攻守にわたってアンカーとして安定したパフォーマンスを披露した遠藤に対し、アメリカ放送局「CBCスポーツ」は「ワタル・エンドウは大役を果たすチャンスを棒に振らなかったと感じているはずだ」と取り上げ、対戦相手のスピードあふれる攻撃に弱いリバプールだが「彼のボール奪取能力があれば、間違いなく対処できるだろう」と称賛の言葉を送っていた。
一方、遠藤のヘディング弾は今季のリバプールにとって珍しいゴールだったようだ。記事では「リバプールはあまりヘディングでゴールを決めない傾向があり、(遠藤が決めたヘディング弾は)実に4月以来初めてのゴールだった。身長が5フィート10インチ(178cm)のエンドウは明らかにターゲットではない。しかし、シュートは非常に正確で、リバプールがリードを取り戻すのに必要なヘディングだった」と説明していた。
遠藤は世界的な水準で言えば小柄にはなるが、ドイツ時代も強靭なヘディングを攻守において武器としていた。イングランドの地でも、その持ち味をゴールというこれ以上ない形で発揮し、今季のチームに不足しているヘディングというオプションを提示することにも成功したようだ。