遠藤航は「マック・アリスターの解決策になり得る」 守備的MF“以上”と英絶賛「最高のパフォーマンス」
ELトゥールーズ戦で先発フル出場、初ゴールを奪うなど攻守に躍動
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間10月26日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節・フランス1部トゥールーズ戦で先発フル出場を果たし、移籍後初ゴールをマークするなど勝利に貢献。守備だけでなく攻撃面でも際立つ働きを示し、現地メディアは「最高のパフォーマンス」と賛辞を送っている。
直近2試合のリーグ戦で出番がなかった遠藤は、公式戦3試合ぶりに先発すると1-1で迎えた前半30分、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドがゴール前に放り込んだクロスに対し頭で反応。ヘディングシュートをゴール右へ突き刺し、今夏のリバプール加入後、待望の初ゴールをマークした。
リバプールはその4分後にもウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが加点したなか、遠藤は中盤で攻守に奮闘。鋭い出足でボールを奪うだけでなく、中盤から縦にボールを運ぶプレーでも存在感を示し、9月のカラバオカップ3回戦レスター・シティ戦(3-1)以来となるフル出場を果たした。
リバプール専門メディア「Liverpool.com」はトゥールーズ戦でのパフォーマンスに対し「赤いユニフォームを着た彼の最高のパフォーマンスだっただろう」と高評価。デュエル勝利数で最多の11回を記録したスタッツを引き合いに「レッズが中盤で必要としていた守備を与えた」と絶賛した。
記事では守備的MFとしての適性にも触れられ、序列で上回るアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターを「快適にこなしているようには見えない」としてうえで、遠藤の守備力を改めて称賛。「(マック・アリスターの)解決策になり得る選手として、強い存在感を示した」と指摘している。
さらに「トゥールーズ戦では守備面で重要な役割を果たしただけでなく、前へ出てチャンスを作り、ボールを持った時には整然としたパスも出した」と、攻撃面での働きにも熱視線。「アンフィールドにやってきた当初は予想もしていなかったことをもたらした」と、守備的MF“以上”の働きぶりに喝采を送っていた。